フィンガーイーズの正しい使い方!指板に直接は悪影響?ベースやギターにとってどうなの?

フィンガーイーズの正しい使い方 ベース

ベースやギターの人にはおなじみのフィンガーイーズ。
弦潤滑剤といえばコレってくらい有名で、長年使い続けてる愛用者の方も多いはず。

その一方で「フィンガーイーズは使わないほうがいい」って意見もチラホラ。問題は使い方なんですね。

今回はフィンガーイーズの正しい使い方をご紹介してみたいと思います。

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フィンガーイーズの正しい使い方について

弦って新しいうちはツルツルして手触りがいいんだけど、古くなってくると表面の滑らかさがなくなってザラザラしてきます。

スベりが悪くなるから指が引っかかってスムーズな運指がしづらい。。。

そんな時にフィンガーイーズをシュッとひと吹きしてやることで指と弦の摩擦を軽減させることができるんですね。

フィンガーイーズをつけた布で弦を拭くと汚れも取れるし、錆止め効果もあって一石二鳥なんだけど、楽器への悪影響が気になってる方も多いんじゃないでしょうか。

指板に直接吹き掛けても問題ない?

スプレー式というお手軽さから ネックに直吹きしてる方も多いと思います。

容器に書いてある説明によると、

フィンガーイーズの使い方1

・ギターやベースの弦にさっとスプレーし柔らかいクロス(ウエス)で拭き取る、もしくはクロスに吹き付けてから弦に塗布してください。
・必要に応じて何回使用していただいても結構です。
・指板面以外の部分に付着した場合、変質する恐れがありますのでご注意ください。

とあります。

「弦にさっとスプレー」すると当然指板にもかかってしまうので、その点はメーカーも想定済みのはず。

まあ「指板面以外の部分に付着した場合、変質する恐れがあります」ということは裏を返せば「指板には付着しても大丈夫」ってことなんでしょう。

ただ、あまり大量に使用するとフレットの溝やポジションマーク、インレイの隙間などから内部に浸透していく可能性もありますし、ローズウッドやエボニーのような無塗装の指板ならどんどん吸い込んでしまいます。

実際には 拭き取りさえしっかりすれば特に問題はないはずなんですが、もし気になる人は次の方法でスプレーしてみてください。

弦とネックの間にクロス(ウエス)をはさむ

フィンガーイーズの使い方2

弦とネックの間にクロス(ウエス)を挟んだ状態で吹き付けてやれば、指板に直接付着するのを防げます。

で、シュッと吹き付けた後にクロスをたたんで弦の表面を拭き取りつつ、左右に動かしながら引き抜いていくと、ちょうどクロスについた余分なスプレーの成分が弦の裏側にうっすら行き渡っていい感じになります。

クロスに吹き付けてから弦に塗布する

あらかじめクロスに吹き付けておいて それで拭けば必要以上に付着することがないですし、滑りすぎも防げます。
説明にあったメーカー推奨のやり方ですね。

「少しでも指板についたらイヤ」って人は弦をつまむようにして往復させてやればOK。このやり方のほうが弦の汚れは取れやすいです。

フィンガーイーズの使い方3

「そんな面倒なことはやってられない」って方でも、極端にやりすぎなければまず大丈夫だとは思いますが、いずれにしてもある程度距離を離して、一点に集中しないようにしましょう。

フィンガーイーズを手に直接つけるってどう?

このフィンガーイーズを手に直接つけるの、結構やっちゃいます。

手汗かいたりして弦の滑りが悪くなってきたとき、ティッシュにシュッっとスプレーして それで手を拭くとスベスベに。
左手だけじゃなく右手の指もやるとツーフィンガーがスムーズになります。

リハ中とかでネックの拭き取りが面倒な時には便利ですよ。

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フィンガーイーズって楽器自体に悪影響はないの?

フィンガーイーズは多くのミュージシャンに使われ続けてる息の長いロングセラー商品。
もし楽器に悪影響を及ぼすようなものであれば何かしら問題になってるはず。

なので間違った使い方さえしなければ特に問題ないというのが ボクが長年使ってみた感想です。

「間違った使い方」っていうのは、

  • 大量に吹き付け過ぎる
  • 至近距離から集中して噴射
  • 拭き取らない

などなど。

「必要に応じて何回使用していただいても結構です」とは書いてますが限度ってものがあります。

たまにゴキブリを仕留めるかのごとく至近距離からシューシューかけまくる人がいるけど、あれはやめたほうがいいです。

必要以上に使っても意味がないし、やりすぎるといろんなところがヌルヌルになっちゃう。飛沫がフローリングに付くとすっ転びそうになって危ないですしね。

仕様説明にもあった「指板面以外の部分に付着した場合の変質の恐れ」についてですが、ピックアップとかブリッジなどの凸凹してる部分に油分が入り込むと、拭き取りきれなかったところにホコリが付着して固まってしまうんですよね。

これらのことに注意しながら普通に使ってる分にはそれほど神経質になる必要はないと思います。
ボディーに付いた時はクロスでよく拭いてやればピカピカになりますし、拭き取った後のクロスでネック裏なんかを拭いてやるとスベスベして気持ちいい。

フィンガーイーズはシリコンを含んでるので、多少の汚れなら はじいてくれますしね。

フィンガーイーズの使い方:まとめ

ボクもフィンガーイーズを長年にわたって使ってますが特に問題は感じませんし、実際にこれのおかげで古くなった弦でも指へのストレスを減らすことができます。

フィンガーイーズを使うときの注意点としては、

  • 大量に使い過ぎない
  • 至近距離から集中して噴射しない
  • ピックアップやブリッジなどに かからないよう注意する
  • スプレーした後は必ず拭き取る

これが大事。

直接指板に吹き付けること自体は問題ないですが、もし気になるようなら、

  • 弦とネックの間にクロスを挟んでからスプレーする
  • 一旦クロスに吹き付けてから弦に塗布する

という風にすればOK。

くれぐれもかけすぎには注意ですよ。

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