楽譜を見ただけでスラスラ弾けたらいいのになーって思ったことありませんか?
それにはまず音符の種類と長さを覚えるところから。
音符と聞いただけで拒絶反応を起こしている方、大丈夫です。覚えるのは5種類だけなので安心してください。
今回は、楽譜を読む上で基本とも言える音符の長さの数え方と覚え方についてわかりやすくご説明したいと思います。
音符の長さがわからない?
楽譜には、その曲を演奏するためのいろんな情報が盛り込まれてます。
- 音符・休符→音の長さ
- 五線譜→音程
- 記号→表現
といった感じ。タブ譜も似たような感じ。
何となくややこしそうに感じるかもしれないけど、音符自体が表す事が出来るのって音の長さだけ。
しかも、よく使うのはたったの5つ。
つまり、この5種類の音符さえ覚えてしまえば、楽譜が苦手な人でもリズムがほぼ読めるようになります。
それでは、どんな種類があるのか確認してみましょう。
音符の長さの種類
主によく使う音符の種類は以下のとおり。読み方は、
- 全音符=ぜんおんぷ
- 2分音符=にぶおんぷ
- 4分音符=しぶおんぷ
- 8分音符=はちぶおんぷ
- 16分音符=じゅうろくぶおんぷ
この5つさえ覚えれば勝ったも同然。
音符の長さの簡単な覚え方
音符の長さをピザで例えるなら、

※これが基準!
16分音符をさらに半分にした32分音符や、それをさらに半分にした64分音符なんてのもあるけど、まあほとんど出てこないのでここでは省略。
ピザをそんなに細く切るの大変ですしね。ちがうか。
あと、切り方はいろいろだけど、あくまで基準は4分音符。これ重要。
音符に付点が付いたときの数え方
音符の横あるホクロみたいなやつ(・)を付点って言うんですが、これが付くと音符の長さが1.5倍のお得サイズになります。
連符の数え方
4分音符だけじゃなく、8分音符を3等分することも出来るし、まあ16分音符だって出来るっちゃあ出来ます。
また、3連符以外にも5連符、6連符、7連符・・・など色々あるけど、これ以上ピザを細く切るのは面倒なので図は省略。
大体の意味わかりますよね。
音符の長さの割合
音符を1小節に当てはめてみる
曲には拍子っていうのがあります。4分の4拍子、2分の2拍子、2分の3拍子、6分の8拍子、などなど。
普段よく耳にする曲の大半は4分の4拍子。なので今回は、その最も代表的な4分の4拍子を例にとって説明します。
4分の4拍子は1小節に4分音符が4つというのが基準。つまりお皿に1枚分のピザが4等分されて入ってる状態ですね。
これ以上は入れられないし、これより少なくてもだめ。ただ、もっと細かく切るのはOK。
現代は8ビートや16ビートの曲のほうが多いので、最初から頭の中でピザ(1小節)を16に分割しておくと理解しやすいです。
1小節に入れられる音符の数は、
- 全音符なら1個
- 2分音符なら2個
- 4分音符なら4個
- 8分音符なら8個
- 16分音符なら16個
これだけ入る計算。
音符が細かくなるほど旗がいっぱい付くという仕組みです。
なお、音符の組み合わせは自由。簡単でしょ。
細かい音符はまとめると見やすくなる
8分音符や16分音符が多くなるとメッチャ見にくいですよね。
なので、見やすくするために、音符は束ねることができるんです。
ほらスッキリ。
ちなみに「1つの音符の束(1拍)=4分音符分の長さ」というルールさえ守られていれば組み合わせは自由。
例えばこんな感じとか、
こんな感じでもOK。
五線譜の下のWやVや/みたいなのを参考にリズムとってみるとわかりやすいと思います。
休符の場合の計算も同じ
音符が「音の長さ」なのに対して休符は「休みの長さ」。つまり音が鳴ってないときの長さってことですね。
基本的な考え方や長さの割合は音符と同じです。
- 全休符なら1個
- 2分休符なら2個
- 4分休符なら4個
- 8分休符なら8個
- 16分休符なら16個
音符と同様、休符に付点が付くと1.5倍になります。
たとえば、付点8分休符=8分休符+16分休符って感じ。
ただし、音符のように休符同士を束ねることは出来ないんです。
つーか、休符は音程が無いので、そもそも細かく分ける必要はないんですね。
音符の長さの数え方:まとめ
音符の種類と長さ、何となくわかってもらえたでしょうか。
音符なら、
・全音符
・2分音符
・4分音符
・8分音符
・16分音符
休符なら、
・全休符
・2分休符
・4分休符
・8分休符
・16分休符
譜面に出てくるほとんどは、この5種類が基準。で、付点がつけば1,5倍になると。
これさえ覚えておけば、楽譜やタブ譜を見たときの理解するスピードがグンとアップしますよ。
コメント