ベースの楽譜が覚えられないって人、曲の覚え方や暗譜のコツ教ます!

ベースの楽譜が覚えれない 練習方法など
  • ベースラインが覚えられない
  • 楽譜見ないと曲が弾けない
  • 暗譜が苦手

というような悩み、ありませんか?

リハならいざ知らず、ライブで譜面見ながらってのもちょっとね。

演奏するジャンルにもよるとは思うんですが、ステージで譜面とにらめっこじゃ音楽の楽しさは伝わりにくいですし、聴きにきてくれてるお客さんだってノレません。

そう、やっぱりバンドはライブパフォーマンスが大事。

というわけで今回は、楽譜を見ないと弾けない・ベースを弾いてても曲がなかなか覚えられないという方に、普段ボクがやってる曲の覚え方や暗譜のコツをご紹介したいと思います。

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ベースの楽譜が覚えられない

  • なかなか楽譜(TAB譜)が覚えられない
  • 曲を覚えてもすぐに忘れてしまう
  • 次のフレーズが浮かんでこない
  • 一カ所つまずくと修復不可能になる

という方は意外に多くて、しかも初心者さんだけでなく、まあまあキャリアがある人からも「覚えられない」という話をよく聞きます。

ベーシストに限ったことじゃなくギターやドラムの人でも同じ。大抵「もう年やな」で片付けてますが、どうやら年齢のせいだけではなさそうです。

ボクも記憶力にはあまり自信がないんですが、譜面は見ないで弾くようにしてます。っていうか、見ないで弾ける練習をします。

今からその練習方法や覚え方のコツがみたいなのをご紹介していこうと思うんですが、その前に、ボクから見た「楽譜を見ないと弾けない」って人の特徴を書いてみたいと思います。

暗譜が苦手な人の特徴

譜面に頼りすぎている

普段からバンドスコアを見ながら練習してる人ほど暗譜が苦手ってケースが多いみたいですね。多分それに頼り切っちゃってるっていうか、依存し過ぎというか…

例えばなんですが「歌」って楽譜で覚えないですよね。まあ歌詞カードくらいは見るかもしれないけど、大体は聴いて覚えると思うんです。つまり耳コピ。

ベースも同じで、ただ譜面に書いてある音符を見て弾くより、自分で音を探し当てるほうが記憶に定着しやすくなります。

それに、音を見つける過程でそれなりの回数を弾くことになるので、おのずと指が覚えるってのもありますしね。

「いやー耳コピ苦手で」「音が聴き取れなくって」って場合はバンドスコアやタブ譜見るのももちろんOK。ただ、こういった楽譜類はあくまで音を教えてくれる道具、いわば問題集の解答みたいなもの。

なので、答えが解ったら譜面を閉じて 今覚えたフレーズを弾いてみる。つまり「見て弾く練習」じゃなくて「見ないで弾く練習」をしないと、なかなか覚えられないのは当然なんです。

そもそも曲を覚えようとしない

ベースラインが覚えられないっていう以前に、ちゃんと曲を覚えてないってことないですか?

曲の構成が頭に入ってないと、ベース弾いてても「えっと、次は何弾くんだっけ?」ってなります。

曲自体が覚えられないっていう場合は、曲を聴く回数自体が少ないのかも。

移動時間やちょっとした空き時間を利用するなど、まずは徹底的に曲を聴き込んで、1曲通して鼻歌で歌えるくらいまでにしましょう。別に人に聞かせる訳じゃないのでオンチでも大丈夫♪

弾く回数が少ない(練習不足)

これもさっきの「曲を覚えてない」に通じるんですが、単に弾く回数が少ない、つまり練習不足。

それじゃあ身も蓋もない? いやいや、誰だってそんなに簡単に覚えられるワケじゃないです。

ライブで何も見ないで演奏している人を見ると、スゴいなあとか、いいなあってって思うかもしれないですが、多分そういう人ってメチャメチャ弾き込んでます。

そりゃ100回や200回どころではないくらい。難解なフレーズ1小節を克服するためにその部分を千回以上弾いたりします。いわゆる数稽古ってやつ。

ボクも完コピしたいかっこいいフレーズがあるときは完璧に弾けるようになるまで狂ったようにそこばっかり練習します。で弾けるようになったらなったで嬉しくてそこばっかり弾き倒します。

そうやっていろんなパターンを自分のものにし、引き出しを増やすことで覚えるスピードもアップします。

なので「なんで自分は覚えられないんだろう・・・」って落ち込む必要は全っ然ありません。大抵の人はそれなりの回数を弾かないと覚えられないですし、そうやってたくさんの曲をコピーしていくうちにだんだん要領よく覚えられるようになってきます。

あと、「一生懸命覚えても、しばらく弾かないと忘れてしまう」っていう話も聞いたりするんですが、普通はみんなそうです。

ボクも自慢じゃないけどメッチャ忘れます。ええ もう怖いくらいに。

今まで優に200曲以上はコピーしましたけど、ちゃんと弾けるのは最近の数曲だけです。

なので、忘れないよう出来るだけ日を空けずに弾くようにはしてます。(それでも忘れますけどね。。。)

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ベースの楽譜の覚え方とコツ

「覚えるには数をこなす」とは言いつつも、どうせなら効率よく覚えたいですよね。

ここからはボクが実際にやってるやり方とコツをご紹介していきます。

曲の構成を整理してみる

バンドスコアって、他のパートの分まで書いてあるから やたらページ数が多いですよね。1曲で10ページ以上なんてザラ・・・

全体像を把握しづらいし、ベース弾きながらページをペラペラめくるって事自体がストレス。演奏にも集中出来ません。

なので、まずは頭を整理するために、曲の構成を紙に書き出してみましょう。
あ、これは確認用なので、別にきれいに書く必要はないですよ。
(ボクはいつもミスコピーやチラシの裏に書いてますw)

このときスコアを見て書くんじゃなく、実際に曲を繰り返し聴きながら書くのがポイント。この「聴きながら書く」っていうのが曲を記憶するのにめっちゃ役立つんです。

見出し小節数をざっと書き出します。例えばこんな感じ。

曲の覚えかた1

長ったらしいスコアも、ぎゅっとすると案外シンプルにまとまります。

次にルート音、もしくはコードを書き込みます。これはスコア見て書き写してもOK。

曲の覚えかた2

こうして曲を俯瞰してみると、「1番と2番は同じフレーズパターンを繰り返しているな」とか「ギターソロはテーマ部分と同じコード進行だな」ということが判明したりします。

コードはともかく、構成だけでも頭に入れておけば今自分がどこにいるのかが把握できますし、演奏中に迷子になっても次のパターンからやり直せば大やけどすることはなくなります。

最初のうちは、この進行表をカンペ代わりにチラ見しながら練習しましょう。

曲の構成がわかったら順番にコピー

全体像が見えたら、曲の最初から順番にコピーしていきます。このときポイントが2つ。

1.曲に合わせて練習する

曲をコピーするときは曲を聴きながら練習する、これ基本です。

曲に合わせて演奏すれば、それだけ多くの回数 曲を聴く事ができますし、他のパートの音と自分ベースラインを関連づけて覚えておくことができるので、もし演奏中に頭からフレーズが飛んじゃったときでも周りの音が記憶を呼び戻すきっかけになってくれます。

2.ブロック単位で覚える

AメロならAメロ、サビならサビ、という風にカタマリで弾けるようにします。

音を探すときはできれば耳コピがおすすめだけど、バンドスコアでカンニングもOK。

でも音がわかったら譜面は閉じて、前章で書き出した用紙を見ながら練習するようにしてくださいね。

例えばイントロを覚えるとき、

■まず1小節目をコピー。

■次に2小節目をコピー。

■1+2小節目を譜面を見ないで弾けるようにする。

■3小節目をコピー。

■1+2+3小節目を譜面を見ないで弾けるようにする。

といった流れで、とりあえずイントロ部分を完成さます。

イントロが暗譜できたら、同じ要領で次はAメロ部分を見ないで弾けるようになるまで1小節ずつ練習。

Aメロが暗譜出来ればイントロ+Aメロを見ないで弾けるようにする。

で、次はBメロ。それが出来れば次はサビ、という風に 譜面なして弾ける部分をどんどん広げていきます。

後半になるほど そこまでの練習回数が積み重ねられるため、反復による記憶へのすり込みが増します。

一曲通して弾けるようになる頃には指もかなり動くようになってるはず。

「めんどくさっ」って思うかもしれないけど、結果的にこれが早道なんです。

小節数が覚えられないとき

ベースって結構同じパターンの繰り返しが多いので楽っちゃあ楽なんですが、その反面 小節数だけで覚えようとするのは大変。

延々同じリフが続いたりすると、今どこ弾いてるのか訳わかんなくなったりするんですよね。

音源に合わせて弾いているときなら他の楽器のフレーズやちょっとしたオカズをガイドにできるので 割と間違わずにスラスラ弾けたりするんだけど、実際にバンドで演奏するときは周りが原曲通りに弾いてくれるとは限らない・・・

単調すぎて目印が無いと迷子になるようなときは もう単刀直入に

「この部分で何かオカズ的なの入れてくれない?」

ってメンバーにお願いするのもアリ。

っていうか、これ全然普通のことですし みんなそうやってます。それに、多少変化があった方がバンドの演奏にもメリハリもつくってもんです。

イメージトレーニングは効果絶大

楽器を持ってないときでも練習は可能です。いわゆるイメージトレーニング。これがね、結構バカにできないんですよ。

たとえば ひと通り曲のコピーが出来たとするでしょ。で、通勤や通学の時間に音楽プレーヤーなどで曲を聴きますよね。その際 ただ聴くんじゃなくて頭の中で運指をイメージしながら聴くんです。

ちゃんとベースラインを覚えていれば運指やピッキングがはっきりと思い浮かぶけど、記憶が曖昧な部分は頭の中でも弾けない。
実際に速すぎて弾けないフレーズは、頭の中でも指が追っ付かなかったりします。

頭の中で最後までちゃんと弾けるようになったら、今度は曲を聴かずに鼻歌を歌いながらイメトレ。これはちゃんと曲の進行が覚えられているかどうかの練習になります。

余談ですが、学生の頃はよく右腕をベースのネックに見立てて授業中こっそり練習してました。
サインペンで線を4本書いたりしてw

ベースの暗譜ができないときの覚え方:まとめ

長々と書いてしまいましたけど、何となくでも伝わりましたでしょうか。

多少個人差はあるとは思いますが、丸々覚えようと思ったらそれなりの回数を聴いたり弾いたりするしかないですし、忘れないでおくにはマメに復習するしかないと思います。

覚え方のコツをまとめまておきます。

  • 曲の構成を整理する
    ・見出し・小節数・ルート音(もしくはコード)を紙に書き出す。
  • 曲の構成がわかったら順番にコピーしていく
    ・曲に合わせて練習する。他の楽器の音と自分の音を関連づける。
    ・ブロック単位で覚える。一つ覚えるたびに最初から弾いてみる。
  • 単調すぎて覚えにくいときはメンバーに頼んでオカズを入れてもらう
    ・全然普通のことなのでどんどんお願いしてOK。逆にベースがオカズを入れてあげると他の誰・かが救われる事もある。持ちつ持たれつ。
  • イメトレする
    ・空き時間に曲を聴きながらエアベース。もしくは頭の中で曲を再生しながらエアベース。特に複雑な運指のトレーニングにはうってつけ。

あくまでボクの場合はってことで書きましたが、それぞれやりやすい覚え方があると思うので、いろいろアレンジしつつ自分に合った練習方法を見つけてくださいね。

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