前回「ルート弾きのやり方」という記事を書いたんですが、まあ一口にルート弾きといってもいろいろあるよなあと思いまして。
じゃあ実際にどんな曲があるのか、と言うことでベースのルート弾きがかっこいいバンドの曲をセレクトしてみました。
あらためて聴くと、やっぱルート弾きは深いです。
ベースのルート弾きはかっこいい!
ルート弾きというと「簡単」「つまらない」「初心者のやること」と思われがちだけど以外に奥が深いんですよ、ということは以前の記事でも書きました。
確かに簡単かどうかで言えば簡単だと思いますが、でも簡単だからとっつきやすいし、細かなことを意識せず演奏を楽しめるっていうメリットがあります。
ロックなどでは王道ですし、ルート弾きであるからこそのビート、パワー、スピード感、が感じられるわけです。
逆にルート弾き以外の弾き方をすると、その曲が持つ本来の魅力がなくなってしまう可能性大。
とにもかくにもカッコいいんです。
というわけで前置きが長くなりましたが、ベースがルート弾きをしているかっこいい曲、いってみましょう。
ベースがルート弾きしてるバンドの曲
【邦楽部門】
ロビンソン/スピッツ
・曲名:ロビンソン
・ベーシスト:田村明浩
名曲ですねー。
この少しハネたリズムにベースのシンプルなルート弾きが良くマッチしてて、曲に軽快な感じをもたらしてます。
Bメロ~サビにかけて徐々にベースが動きだしぐんぐん盛り上がってくるんですが、それまでの淡々としたルート弾きはそれを引き立たせるための伏線とも言えます。
あとひとつ/ファンキーモンキーベイビーズ
・曲名:あとひとつ
・ベーシスト:※サポートベーシスト
これも基本的にルートの8分弾き。Bメロからサビにかけての盛り上がり方が感動的です。
小さな恋のうた/モンゴル800
・曲名:小さな恋のうた
・ベーシスト:上江洌清作
前編通して使ってる音ほぼルートのみですが、それでもここまで引っ張れるのは楽曲の良さでしょうね。
ギターのッカッティングと同じリズムを刻んでるところがポイント。
The Beginning/ワンオクロック
・曲名:The Beginning
・ベーシスト:Ryota
るろうに剣心のテーマソングとして有名な曲。
ベースが気持ちいいくらいルート弾きに徹してますね。それでいて単調に感じられないのはドラムのバスドラのパターンがどんどん変化していってるおかげ。
そう、ドラムがいいとベースが一味も二味もカッコ良く感じられるのですよ。
花束/バックナンバー
・曲名:花束
・ベーシスト:小島和也
ルートの4分弾き中心の曲。
Bメロからサビにかけてはそれなりにいろんな音で変化をつけてますが、テンポがゆったりしてるので、初心者の方でもとっつきやすいんじゃないでしょうか。
とは言え、こういったミディアムテンポの曲で淡々と4分音符を弾き続けるのって、意外と上手い人と下手な人の差が出ます。
特にAメロ部分は単調になりがちなんですが、一つ一つの音の長さを意識して弾くとグッとよくなりますよ。
それにしてもいい歌だ。
TRAIN TRAIN/THE BLUE HEARTS
・曲名:TRAIN TRAIN(トレイン・トレイン)
・ベーシスト:河口純之助
いやー、ノリノリで最高ですね。
このベースのルート弾きが、もう完全に曲の一部になっているわけですが。こういう音楽に触れると細かなテクニックなんてどうでもいいとさえ感じてしまいます。
それくらい、音楽は曲の良さとハートが大事だってことですね。
【洋楽部門】
ロックンロール/Led Zeppelin
・曲名:Rock And Roll(ロックン・ロール)
・ベーシスト:John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)
曲のタイトル通り、これぞロックンロール。
基本的にルートの8分弾き。ずっと8分音符だけだと単調になりがちですが、ところどころで1音下からアプローチすることでノリを出してます。
God Save the Queen/Sex Pistols
・曲名:God Save the Queen
・ベーシスト:Sid Vicious(シド・ビシャス)
典型的なパンクロックですねー。破茶滅茶で実はベースがヘタクソとの噂があったベーシストのシド・ビシャスですが、いいんです、ヘタでもなんでも。彼にはこの王道スタイルが本当によく似合ってます。
むしろテクニカルなんてやって欲しくないとさえ思ってしまいます。
Dance To The Music/Sly & The Family Stone
・曲名:Dance To The Music(ダンス・トゥー・ミュージック)
・ベーシスト:Larry Graham(ラリー・グラハム)
さすがはラリー・グラハム、ビート感がハンパない。ほぼルートだけでこのグルーブを出すのは至難の技です。
American Idiot/Green Day
・曲名:American Idiot
・ベーシスト:Mike Dirnt(マイク・ダーント)
疾走感溢れるノリノリサウンド。いやーご機嫌な曲ですねー。
マイク・ダーントのキレキレパフォーマンスもいいですし、なにより聴いてて元気が出ます。
トリオでこれだけの圧とノリをだせるとは、お見事です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は有名どことの曲が多かったんで、すでにご存知の方も多かったんじゃないかと思います。
それにしてもこんなにヒットした曲を支えていたベースが実はルート弾きだったとは、あらためて驚きです。
やっぱり、その曲がどういったベースを求めているか、それにハマるベースが一番いいってことですね。
それではまた。
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