ベースやギターの持ち運びを電車でする際の持ち方や置き方&マナー

ベースやギターを電車で持ち運びするるとき ベース

ベースやギターを持っての電車移動、気を遣いますよね。

乗り降りの際の持ち運び方とか
車内で立ってる時の持ち方とか
座席に座る時の置き方とか

特に混雑した電車はキツイ。

迷惑かけないようにはしてるつもりでも、楽器持ってると邪魔者扱いされそうですし、押されて楽器が壊れたりしないかも心配です。

気にしすぎ? いえいえそんなことはありません。

音楽やってるやつ=マナー悪い、みたいなイメージになってほしくないのです。

今回は、ベースやギターを電車で持ち運びする際のマナーや注意点など、ボクが普段気をつけていることについて図解を交えながらお話ししてみたいと思います。

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ベースの持ち運びを電車でする

ボクの移動手段は主に電車です。

アンプ運ぶときやライブで荷物が多い時とかは以外は、背中にベース・片手にバッグというのが基本スタイル。

なので電車移動は慣れてるっちゃあ慣れてるんですが、満員電車なんかだと結構神経使うんですよね。

混雑すると人は少なからずイライラするらしく、荷物が大きいってだけで白い目で見られがち。

楽器を持って乗ること自体は違反ではないんですが、やはりマナーは大事。

ボクだって満員電車でリュック背負ったままの人が前にいるとイラっとしますからね。そう思われないように気をつけてます。

電車内でのセーブティーゾン

電車って、突然揺れるじゃないですか。

楽器ごとヨロヨロして周りの人に迷惑をかけないよう、まずはしっかり自分を支えられる安全な場所を確保したいところです。

・ドア横と座席の間のスペース
電車内が混雑してきても、比較的押し込まれにくいのがこのスペース。川で言うところの「よどみ」ですね。

楽器を前に抱えて壁側を向いて立てばまず倒れることはないですし、多少押されたとしても楽器を体で守ることもできます。

ただ、よどみから少し外れたドア寄りに行ってしまうと 乗り降りの急流に飲まれ、出たり入ったりを繰り返すハメに。

・座席の前
楽器を抱えてると電車の揺れに対してバランスが保ちにくいので、吊り革を持てる座席前のスペースが確保できればひと安心。
しかも目の前には網棚。手荷物が置けるのはすんごく助かります。

・車両の一番奥
座席前の一番奥の場所は、乗り降りによる影響を受けづらい上に、揺れに対して壁が支えになってくれる最高の場所。

降りる時に出口まで遠いのがやや難点ですが、そこは車内滞在時間によりけり。

あと、そのすぐ横の車両連結部分のドア前は 人の行き来があるので避けた方が無難。

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電車で移動する際のベースやギターの持ち方・置き方

電車に乗る前(ホームで電車を待つとき)

電車でのギターやベースの持ち運び方01

ホームで電車を待つときは、あらかじめケースを肩から下ろしてから並ぶようにしています。

並んでから下ろそうとすると後の人に当たりそうになるんですよね。下ろす時の後方への気遣い、大事です。

電車に乗り降りするとき

電車でのギターやベースの持ち運び方02

楽器が横を向くとまわりの邪魔になるので、ケースのサイドとセンター両方の取っ手を持ち、縦にしながらそのまま乗り込みます。


電車でのギターやベースの持ち運び方03

キャリーバッグなどを引いてるときはケースの肩紐の一つを使って、前側に抱きかかえるようにして持つこともあります。


ちなみに、普通に背負ったまま乗り込ともうとすると、高い確率でドア入り口の上にぶつけますし、ぶつけないようにかがむとヘッド部分で前の人の頭を叩いてしまいそうになるので要注意です。

電車でのギターやベースの持ち運び方04

電車に乗ってから(車両内で)

ボクは車両内で楽器を肩にかけたり背負ったりすることはまずありません。

よほど空いてる状態なら背負ったままでも周りに迷惑かけることはないと思いますが、基本的には下ろしてます。

で、しっかり前に抱え 人器一体となれば、使うスペースは少し太った人と大して変わりません。

もともと少し太ってる人は まあまあ太った人になってしまいますが、背負ってるよりはマシです。

とにかく肩掛けや背負った状態だと危ないですし、ケースのポケットにエフェクターなどを入れてるとその部分がさらに突起し、他の乗客に当たって痛い思いをさせてしまいます。


・座席の前に立つ場合

電車でのギターやベースの持ち運び方06

座席の前に立つ時は、楽器分の余裕を確保するため、足元に荷物を置いてない人や 足を引っ込めて座ってる人の前を選ぶようにしてます。

ケースはそのまま床に置くか、スペースに余裕のない時は足の上に乗せ、片手で楽器を支えつつ、もう片方の手で吊り革を握ります。


・壁際や吊り革が確保できない場合

電車でのギターやベースの持ち運び方07

どうしても壁際も吊り革も確保できない場合、両足に神経を集中してバランスをとり続けるしかないんですが、体と平行に楽器を置いてると、揺れた時に楽器が邪魔で足を前に踏み出せず、つんのめってしまって危険。直角に股の間に入れて立つほうが安全です。

ヘタして自分で楽器を踏み折ってしまわないよう気をつけましょう。

電車でのギターやベースの持ち運び方06

あと、たまにケースのストラップをダランダランに長くして背負ってる人を見かけますが、ちょっと振り向いただけでネック部分が大きく振れてしまい危なっかしい。

電車でのギターやベースの持ち運び方05

自身も引っ掛けられて後ろ向きに転倒する恐れもあるので絶対にやめたほうがいいです。


・座席に座る場合

電車でのギターやベースの持ち運び方09

座席に座るときは 前に立ってる人の邪魔ならないよう、両足で楽器を挟むようにしています。

体に対して直角に挟むとボディ部分が飛び出すので、それをさけるため斜めにして挟むと、蹴られにくくなります。

それでもたまには蹴られたり、カバンに引っかかってケースごと持っていかれそうになったりすることもあります。

なので、座ってる時も取っ手を握り、ストラップを手を巻きつけるなどして もしもの時に備えてます。

ベースをハードケースに入れて電車に乗るのはやめた方がいい

ソフトケース、ハードケース、セミハードケース、など、ベースやギターを入れるケースって大体この3種類くらい。

一番保護性能が高いのはハードケースなんですが、これを持って電車に乗るのはあまりおすすめしません。

とにかく重くてデカくて持ちにくいんですよ、ハードケースってやつは。

側面にしか取っ手がついてないので、そのまま持つと横に長くなってしまいます。

で、縦に持つには両手を使わないといけないんですが、これだと他の荷物が持ちにくいんですよね。

ハードケースはポケットが付いてないので 何かしら別のバッグなどが必要。だけどケースで両手がふさがるとなるとバッグ(リュック)を背負って乗らざるをえなくなります。

混んでるときは はっきり言って迷惑でしょうし、デカイ箱を縦に抱えたまま人の乗り降りに合わせて移動するのもキツイです。かといって座ることもできず・・・

急発進や急ブレーキで倒れて周りの乗客にケガさしたりしたらヒンシュクものですし、大きさ的にも角が小柄な女性のアゴあたりにくるので当たると危ないです。

個人的にはギグバッグと呼ばれるセミハードタイプのケースがおすすめ。

ソフトケースより保護性能が高くてハードケースよりコンパクト。重量も軽いので車両内での移動もスムーズ。

持ちやすいから うっかり倒してしまうリスクも少ないし、表面が柔らかめなので 万が一人に当たったとしても危なくない。これです。

ベースやギターを持って電車に乗る時のマナー:まとめ

最近は音楽の専門学校とかも増えてますし、軽音部なんかも人気みたいで、楽器持って電車に乗ってる学生さんをよく見かけますが、みなさんマナーがいいです。

先生がちゃんと教えてるのかもしれませんね。

今回は自分自身を振り返りながら、あらためて自戒の念を込めて書きました。

  • 電車の乗り降りの時は楽器を肩から下ろす
  • 車内では楽器を自分の前で抱え、倒れないようしっかりと支える
  • できるだけ壁際か吊り革を持てるポジションを確保すべし
  • ハードケースで電車に乗るのは避けた方がいい

そんなところです。

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