「趣味としてベースを始めてみたいんだけど、一人で弾いても楽しめるのかな」と不安に思ってる人、結構多いんじゃないかと思います。
たしかに「ベースはバンドじゃなきゃ楽しめない」なんて話を聞いたりすると躊躇してしまいますよね。
でもそれって人にもよると思うんですよね。実際にボクは一人でも全然楽しめますし。
というわけで今回は、ベースを始めてみたいけど一人でやっても楽しくないんじゃないかと躊躇しているあなたの背中を押そうという、おせっかいなエントリーとなっております。
ベースを趣味で始めたいけど一人でも楽しい?
何が楽しいかなんて人それぞれ
まあアレです、世の中にはどうやっても人に理解してもらえないような変わった趣味というのがあり、それでも本人にとっては三度の飯より好きなんて事例はいくらでもあるわけです。
そう考えると1人でベース弾いて楽しいなんてのは別に珍しくも何ともありません。
Youtubeの「弾いてみた」みたいなのも楽しそうですよね。
でも中には「ベースはバンドじゃなきゃ楽しめない」なんて意見もあって、そういうのを聞くと「じゃあ やめといたほうがいいかな」となる気持ちもわかります。
ただ、何となくですが、「実際にやってみたけど楽しめなかった」という人よりも「あんなの一人でやって楽しいわけないじゃん」っていう先入観で発言してる人の方が多いんじゃないかっていう気がするんですよね。
もちろん、やってみた上でそう言ってる人もいるとは思うんですが、それはその人が楽しめなかってっていうだけで、だからといって全員にあてはまるわけじゃないです。
多分これを読んでくれているのはベースという楽器に興味をもってる人でしょうし、ベースを始めてみたいと思ったということは、何か惹かれるものがあったからだと思うんですね。
それが音なのか見た目なのか、何なのかは分かりませんが。
余談ですが、最近は「おひとりさま」っていうのが流行してるみたいですね。
一人旅行とか一人焼き肉とかソロキャンプとか。
これを寂しいと捉えるか、気楽でいいと捉えるかなんてのもその人の自由。
つまり何が言いたいのかっていうと、楽しいかどうかというのは人が決めることじゃないってことです。
やってみて合わないと思ったらやめたらいい
続くか続かないかを心配しすぎて、結局何もやらずじまいというのが一番勿体無いパターン。
ひょっとしたら一生の趣味になるかもしれないのに、その機会を自ら断つなんて。
何事もやってみないと分からない事って多いですし、やったからこその発見もあると思います。
とりあえず始めてみて、合わないと思ったり思ったらやめればいいし、意外に面白いなと感じれば飽きるまで続ければいい、それだけのことです。
「すぐやめたら買ったのが無駄になる」とか「挫折したら笑われる」とかっていう心配もあまり意味ないと思います。
リスクを抑えたいなら安いのを選ぶか、逆にあえて高いのを買っておけば売るのも簡単。
挫折に関しても、わざわざそれを人に言う必要もないですし、逆に公言する事で自分を追い込むってこともできます。
もしやめたって、人生を棒にふるわけでもないので、それほど深く考えなくても大丈夫です。
ジャンルが違えば楽しみ方も違ってくる
野球が好きな人がいればサッカーが好きな人もいるように、音楽で言えばロックが好きな人もいればジャズが好きな人もいます。
そしてジャンルが違えば楽しみ方も違ってくるんですね。
例えばパンクロックの場合、「ノリ」を楽しむための手段として楽器を弾くっていうのがあると思うんですね。
ギターのカッティングもベースのルート弾きも基本は同じ8分音符主体なので単純と言えば単純なんだけど、テクニック云々じゃなく、音楽に合わせて体を動かし音を奏でることの楽しさがあります。
ジャズの4ビートの場合、1小節に4分音符4つというルールの中で、どの音を使って次の小節にアプローチするかをその瞬間で判断しながら曲全体をまとめていくっていう楽しさがあります。
フュージョンの場合はボーカルがいない分、楽器の演奏自体が重要視されるので、技術を取得することに意欲を燃やしたり、それを体現することもまた楽しかったり。
ちょっと極端な書き方をしてしまいましたが、ちなみにこれバンドを組んでなくても一人で家でCDに合わせて弾くだけでもかなり楽しいと思います。
カラオケで歌うのが楽しかったり、太鼓の達人が楽しかったり、バッティングセンターで球を打つのが楽しかったりするのと同じ。
繰り返しになりますあが、楽しみ方なんて人それぞれなので、他人が面白くないと思う事でも自分にとっては楽しいと感じることはあるってことです。
まずはベースがかっこいいと思う曲をコピーしてみるとか
ギターやピアノならコード弾いたりメロディ弾いてみたりと、何となく練習のイメージが湧くんですが、ベースって何すればいいのか具体的に分かりづらいですよね。
それが今回のテーマである「ベースって一人で弾いて楽しい?」という疑問につながってるんだと思います。
ボクのおすすめの練習方法は、まず好きなバンドの曲のベースラインや、お気に入りのベーシストのベースのフレーズなんかをコピーすること。
ルート弾きでもスラップソロでも何でもOK。とにかく自分がいいなと思ったことを徹底的に真似する。
よく基礎練基礎練っていいますよね。もちろん基礎は大事なんですが、もっと大切なのはベースを弾いて楽しいと感じること。
楽しくないことをやってたって長続きしませんし、楽しくなる前にやめてしまったら本末転倒。
上手くなるためにやるんじゃなくて、楽しむためにやる。
楽しみながら続けてると自然と「もっと上手くなりたい」と思うようになるし「上手に弾けるようになればもっと楽しめる」って気持ちにもなります。
ゲームなんてほっといても上手くなるでしょ。
”好きこそ物の上手なれ”で、ベースもある意味ゲームをクリアするような感覚で気楽に楽しんだらいいんじゃないかと思います。
そうなればいつのまにか勝手に上達してますよ。
(ボクはゲームはしないけど)
まとめ:ベースは一人でも十分に楽しめる趣味です
いろいろ暑苦しく語ってしまいすみません。
「ベースは一人でも十分に楽しめる趣味です」と最後にまとめておいてナンですが、「絶対に楽しめる」と断言することはできません。だってやっぱり人それぞれですから。
ただ、やる前から諦めないでほしいなあとは思います。
やってみて途中でやめたとしても、それは無駄とは思いませんし、一度経験したからこそスッキリとまた次に進めるわけです。
「あのときやっとけばよかったなぁ」という後悔だけはしないでくださいね。
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