ベースのスライドが違う弦につながってるTAB譜はどう解釈する?

ベースのスライドが違う弦に 練習方法など

ベースでよく登場するスライド。音と音を滑らかにつなげられる 簡単かつ かっこいいテクニックですね。

普通は同じ弦上でギュイーンってかんじで動くんですが、なぜか違う弦につながるような表記がされてるTAB譜があります。

違う弦へのスライドって、そんなことできるんでしょうか?

今回は、TAB譜で 違う弦へのスライド表記がされている場合の解釈とその弾き方についてです。

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ベースのスライドが違う弦につながってる場合

先日 質問されたんですよ。スライドで違う弦に移動できるんですか?って。

最初言ってる意味がよくわからなかったんですが、どうやらTAB譜にそう書いてあると。

いや、そんなことないでしょ、と見せてもらったところ、確かに書いてましたw

たしかこんな感じだったと思います。

ベースのスライドが違う弦に

これってどう解釈すればいいんでしょうね?

譜面は信用しちゃダメ。あくまで参考程度に

えっと残念ながらですね、その辺で売ってる楽譜やバンドスコアっていうのは間違いが多いんです。

特にTAB譜の運指なんてかなりデタラメだったりするので信用してはダメです。

スライドは同じ弦上でするものなので(弦が変わると音が途切れるので)、今回のこの譜面の表記はどう見ても間違いです。

弦楽器を知らない人が採譜したのかどうかははわかりませんが、ひどいハナシです。

とはいえ、なんらかの意味があって書いたはずですよね。

解釈その1

このTAB譜では4弦3Fと3弦7Fがスライド記号でつながってます。これがおかしいって事でしたよね。

ベースのスライドが違う弦に

上の五線譜の方を見てみると、G(ソ)とE(ミ)がスライド記号でつながってます。これはおかしくない。

と言うことは、本当はこういうことを言いたかったのではないかと推測されるわけです。

ベースのスライドが違う弦に

3弦7Fも4弦12FもどちらもE(ミ)なので、これなら問題ありません。

当然、スライドした後の運指も弾きやすいように変わってます。

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解釈その2

次の可能性として、ひょっとしたらスライドではなくグリス的な弾き方のつもりで書いたのではないか、とも考えられます。

解釈その3

もし下図のように書かれていたとすれば不自然さはないです。

この場合の弾き方は、5弦3Fを弾いた後、3限の5Fあたりから3弦7Fに向けてグリスアップしてやります。

ベースのスライドが違う弦に

スライドとグリスは別物なので、きちっと分けて表記するべきなんですが、あまり弦楽器をわかってない人が書くと表題のようなことになりがちです。

スライドとグリス(グリッサンド)の違いは以下の通りです。

・スライド
始まりの音と終わりの音がはっきりと決まってる

・グリス(グリッサンド)
始まりか終わりの音のどちらかのみ決まってる、もしくは両方とも決まってない

もし、グリス的な意味合いで書かれたのだとすれば、3弦7Fを弾く時、すこし下のフレットからグリスアップしてやらないとだめってことですね。

最終的には必ず自分の耳で確かめよう

五線譜やタブ譜って、音を探す手間が省けるという意味では便利なんですが、ホント間違いが多いので、あくまで耳コピの補助くらいに考えておくほうが無難です。

必ず音源を聴いて自分の耳で確かめるようにしましょう。

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