ベースのヘッド落ちを解消!やってみる価値ありの対策あれこれ!

ベースのヘッド落ち対策 ベース

ベースの演奏中にヘッドが下がってきて困る、なんとか解消できないものか、と悩んでる方。

これは、いわゆるヘッド落ちと呼ばれる症状で、ヘッドとボディの重量バランスが悪いことが原因。

我慢して弾いてると腕が疲れるし、演奏にも支障が出ます。

今回はベースのヘッド落ちを解消するための対策をご紹介します。

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簡単にできるベースのヘッド落ち対策

ベースをストラップで肩からかけてる状態で両手を離してみてください。

もしヘッドがスーっと下に下がるようなら問題ありです。じっとしてると大丈夫だけど、少し体を動かすと下がってくるって場合も同じ。

ベースのヘッド落ちを解消する方法はいろいろあります。

まずは簡単にできそうなものからいってみましょう。

ストラップを滑りにくい素材のものにする

着てる服とストラップとの摩擦が大きいほどヘッド落ちしにくくなるというのは何となく想像できると思うんですが、服はその日によって違うので、ここはストラップ側を見直してみましょう。

たとえば裏面がスウェード調ものなんかがおすすめ。ストラップ自体も柔らかめのものの方が適度にグリップしてくれます。

ストラップに滑り止め液を塗る

「わざわざストラップを買い替えたくないなぁ、気に入ってるし」と言う場合は、今使ってるストラップの裏面に滑り止め液を塗るという方法もあります。

滑り止め液っていうのは、木工用ボンドのようなドロっとした白い液体で、乾くと透明のシリコンみたいになるというもの。

軍手の滑り止めみたいな感じといえば伝わりますかね?

東急ハンズなどで購入できますが、たしか100円均一のお店でも見たことがあります。
(ダイソーだったかセリアだったかは失念)

滑り止め効果のあるショルダーパットを使う

以前、別の記事でジェルトロン ショルダーパッドというのをご紹介したんですが、あれなら肩の負担を減らしながら滑り止め効果が得られるので、まさに一石二鳥。

ただし、ショルダーパッドのサイズが大きすぎると、パッドの中をストラップが行き来するため効果半減。

今回のようなヘッド落ち対策として使う場合はストラップ幅とぴったりサイズのパッドを選ぶのがベター。

ただ、かなりグリップ力が強いので、Tシャツの首の部分とかが引っ張られてデローンとなってしまう可能性があります。

ベースが重い 肩が痛いとお悩みの方はジェルトロンのショルダーパッドをストラップにつけてみることをおすすめします
ベースって重いですよね。長時間立って弾いてると肩から首のあたりにかけてズーンとした痛みが・・・ 肩こりや腰痛に悩まされているベーシストは思いのほか多く、軽量なベースを求める声をよく耳にします。とは言え、ベースなんて簡単に買い換えらないし、また軽けりゃいいってものでもない。 何とかならんものかと あれこれ試した結果、行き着いたのがジェルトロンのショルダーパッドです。 ベースの重さに悩んでる方、これで肩や首の痛みとおさらばしましょう!

ベースに手を加えてヘッド落ち解消

ここからは もう少し手の込んだ方法になります。

冒頭でも書きましたが、そもそもヘッド落ちしてしまうのは、ヘッド部分とボディとの重量バランスが悪いことが原因。逆に言えばバランスをよくしてやることでヘッド落ちは解消できます。

Tシャツの首デローンが嫌な人は、以下の方法を試してみてくだい。

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ボディに重りを入れる

バランスを整えるには、単純にボディ側の重量を増やせばいいんですが、かと言ってボディに直接重りを取り付けるのとかイヤですよね。

そんな時は板オモリが便利。

板オモリっていうのは、鉛の板を薄くしたテープ状の重りのことです。柔らかいので手やハサミで簡単に切ることができます、

これを適当な大きさに切って、ベースの配線が入ってるキャビティ内などに押し込みます。スペースに余裕がある場合は逆に中でガタガタ遊ばないように固定しておきましょう。

板おもりは釣具店やゴルフショップなどで購入できます。ゴルフショップのものはクラブのウエイト調整に使うため裏面に粘着シートが貼ってあるので、使い方によっては便利かも。

ストラップにリストウエイトを取り付ける

「キャビティ開けるのとかめんどくさいよ」っていう場合は、100均などで売ってるリストウエイトやアンクルウエイトをストラップに巻くというやり方もあります。

エンド側だと全然目立たないし、取り外しもベリベリと簡単。

ただ、小さいやつでも1つ250グラムくらいあるので、微調整はちょっと難しいデス。

ペットボトルを重りに使う

演奏してる時はいいけど、ライブやリハの行き帰りまで重いのはゴメンという人は、ペットボトル用のホルダーをストラップに通しておきましょう。

これなら現地に着いてからペットボトル飲料を調達すればいいし、演奏後にはそれで喉の渇きを潤し、飲み終わったらゴミ箱にポイです。

ペグを軽量なものに交換する

そもそもヘッドが重いんだから そこを軽くすべき、というのはもっともな考え。

最近は軽量ペグを搭載してるベースやギターも増えてきましたが、まだまだ浸透しきっていないのが実情。

昔からあるフェンダーのペグ、いわゆるクルーソンタイプと呼ばれているものは総じて重いんですが、これを軽量タイプのものに交換してやるとかなりヘッド落ちは解消されるはずです。

弦楽器パーツで有名なゴトー(GOTOH)のペグで比較してみます。

昔のフェンダーのアメスタに付いてたのは確かGOTOHのGB9で、重量が115.5g(1個)とかなり重め。これが軽量ペグなら、

・GB640=61.8g(マイナス62.3g)
・CBT-01=35.5g(マイナス80g)

4弦ベースなら×4個なので、

・GB640=マイナス249.2g
・CBT-01=マイナス320g

320gって350mlの缶ピールを一口飲んだ分くらい。たまご6個分ですよ。単三電池14個分ですよ。

5弦ベースならマイナス400gなので、缶ビールに枝豆が20さやくらい付くんですよ!

まるでほろ酔いセットじゃないですか!

そんなの美味いに決まってる!

いやつまり、軽量ペグに交換すればヘッド落ち解消に加え、肩こりも解消されるかもしれないって話です。

ベースのヘッドが下がる時の対処法:まとめ

一番スマートなのは軽量ペグへの交換ですが、交換前後の重量差がないと意味ないので、まずは今使ってるベースのペグを1個はずして重さを測ってみてからですね。

合計で200gくらい変われば、持った感じはかなり違ってくると思います。

大掛かりなのはいや、なるべくお金をかけたくないって場合は、とりあえずストラップの交換や滑り止め液あたりから試してみてはどうでしょう。

あとは重りとの合わせ技でいくっていうのもいいかもしれませんね。

ヘッド落ちで困ってる方は一度お試しください。

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