ベースやギターのストラップの長さって、人によって結構違いがありますよね。
自分が一番弾きやすい長さがいいってのは間違いないんですが、見た目も重要ですし。
長めがいいのか短めがいいのか?
弾きやすさ優先なのかルックス優先なのか?
というわけで今回は、ベースのストラップを長くするときと短くするときのメリット・デメリットなどを確認してみましょう。
ベースのストラップの長さはどれくらいがいいのか?
ベースを持つ位置って、演奏するジャンルによっても違ったりします。
一般的にはロック・パンク系の人はベースを低めに構えますし、ジャズ・フュージョン系の人は比較的高めという傾向にありますね。
まあでも特に決まりは無いので、ぶっちゃけ自分がしっくりくる位置でいいと思いますし、お気に入りのベーシストがいるんだったらそのスタイルを真似るってのもアリ。
ただ、できれば座ったときと立ったときとで差がない方がいいとは思います。
あんまり差がありすぎると演奏するときに手の角度とかが変わってくるので、自宅練習で出来てた事がリハや本番で出来なかったりします。
ボクもベースを始めた頃、家での練習はいつも床であぐらをかいて 前屈みになりながら指板とにらめっこ状態だったため、立って演奏するときもかなり高めに構えないと弾けませんでした。
で、ある日 自分が演奏してる写真や映像を見たときに「ちょっと高すぎかな?」って思ったんですよね。
なのでとりあえずストラップの穴位置を一つづつずらしながら徐々に長めに調整。
座って弾くときも 地べたではなく椅子かベッドに腰掛けるなどして、ようやく普通くらいの高さに落ち着きました。
ベースを持つ位置が気になってる人は一度鏡の前に立って、自分の演奏している姿を客観的に見てみる事をおすすめします。
ストラップの長さによる演奏スタイルの違い
ベースの弾き方には、2フィンガー・スラップ・ピックなどがありますが、やっぱストラップ長めの人はピックや2フィンガーで豪快にガツガツ弾くスタイルが似合いますね。
逆に、ハイポジでメロディアスなフレーズ弾くとか、スラップで親指の高速アップダウンなど、細かな事をしようとすると どうしてもストラップは短くなりがち。
それにスラップするときって、ベースを持つ高さによって手の向きが変わってくるんです。
ベースを高めに持つ人は親指が弦と平行、もしくは上向きになるけど、低いと必然的に下向きになります。
ボクなんかはもう親指が上向きで慣れちゃってるので、ベースを低い位置に持つスタイルだとスラップできません。
ベースのストラップを長めにしたときのメリットとデメリット
長くしたときのメリット
ローポジションが弾きやすい
角度をつけてベースを持つ事が出来るんで、1フレットが近くなる。
見た目がワイルドな感じでカッコいい
長くしたい人の主な理由ってこれじゃないでしょうか。腰パンファッションみたいに ちょっとルーズなところが不良っぽくていい。
長くしたときのデメリット
ハイポジションが弾きにくくなる
手を伸ばした状態で弾くので手首も曲げにくいし細かいニュアンスも出しにくい。また指板も確認しづらい。
座って弾けた事が立つと弾けなくなる
どちらでも器用に弾き分けられる人もいますけど、普通は結構大変です。
もちろん「家でも立って練習するよ」って場合は問題なし。
ベースのストラップを短めにしたときメリットとデメリット
短くしたときのメリット
ハイポジションが弾きやすい
手首をネックの下からグイっともってこれるんで4弦にも指が届きやすいしポジションの確認もしやすい。
ベースが安定する
身体への密着度が増すので向きを変えてもブラブラしないし、しゃがんでもベースが床にゴツンしない。
短くしたときのデメリット
ローポジションが弾きにくい
ローポジションが遠くなるので指に力が入りにくい。キーがFの曲とか結構キツい。
見た目がチョット・・・
普通くらいの高さならいいんだけど極端に短すぎるとダサくなる。ハイウエストのズボンにシャツをインしているような。(あくまで主観です)
ベースのストラップの長さについて:まとめ
冒頭でも書きましたが、ストラップの長さなんて決まりがあるわけじゃないから基本的には自由でOK。多少演奏性を犠牲にしてでも見た目かっこいい方がいいってのも間違いじゃないと思います。
ただ身長や腕の長さによっても違ってくるし、無理しすぎて手がピンピンに伸びきっちゃうとか、そのせいで上手く弾けないってなんてのはチョットね。
かっこいいつもりが逆にかっこ悪く見えちゃったら本末転倒なので、そこは無理の無い範囲で。
あと、ベースを持つ位置って1回慣れちゃうとなかなか変えづらいので、そういう意味では最初に自分にあった長さを決めるというのは重要。
長い短いの良し悪しは大体 相反するかたちになるので、結局のところ普通くらいが一番いいってことに落ち着くのかもしれませんが、大切なのは どういったプレイや演奏スタイルを目指しているのかという事。
「自分はこれがいいんだ」と思える長さがあればそれが正解ですね。
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