ベースを続けてると、いずれ2本目が欲しくなる時がやってきます。
初心者の頃は知識もあまりないので、楽器の良し悪しもわからないですが、続けてると徐々に好みがハッキリしてくる、そういうもんです。
でもイザ買うとなると、
・何を基準に選べばいいのか?
・いくらくらいの値段のものを購入すべきか?
・どこのメーカーのものがいいのか?
このあたりで結構迷ったりします。
そこで今回は、2本目のベース購入に悩んでるあなたに「ボクならこれがおすすめ」的なアドバイスをしてみたいと思います。
ベース2本目を購入したいと思う理由をはっきりさせる
2本目のベースを購入するにあたり大切なのは、1本目の不満な部分を解消できるものを選ぶってこと。
不満に感じるところは人それぞれですが、まずは自分の中で「どうして新しいベースが欲しいのか」を整理をしてみましょう。
たとえば、
・現状の音に満足できない
・弾きにくい
・デザインに飽きた
・最初に安いの買ったから、そろそろちゃんとしたのが欲しい
だとすれば、じゃあ、
・どんな音を出したいのか?誰みたいな音?
・どう弾きにくいのか、ネックが太いから、重い?
・どんなデザインが好きなのか?
・ちゃんとした楽器って、有名なメーカー?値段が高いやつ?
このあたりがハッキリしてないと、欲しい楽器像がイメージできないですからね。
2本目のベースっていくらくらいの値段のものを買えばいい?
もしグレードアップが目的なんだったら、似た金額のものを選んでもあまり意味はないですよね。
なので、たとえば1本目が2~3万円のものだったなら、次は10万円くらいを一つの基準にしてみるといいと思います。
10万円といえば中級クラス。
楽器の良し悪しを値段だけで判断するのは好きじゃないんですが、ボクの経験でいうと10万円を超えるベースで雑な作りのものって あまり見かけません。
10万円でも安物と捉える人もいますが、楽器の値段なんて上をみればキリがないですし、収入の安定した会社員と高校生とでは事情が違ってきます。
まあ高くなるほど作りが良くなるのは間違いないので、予算に余裕があるなら30万円とか もっと上を目指すのもいいかと思いますが、「最初に買ったのが初心者用の安いやつだから、そろそろちゃんとしたのが欲しい」っていう人には、ひとまず10万円前後のものをおすすめします。
ベース初心者が2本目なんて早すぎる?
「ベース始めてまだ1年も経ってないのに2本目なんて・・・」
って躊躇してる人、欲しくなる理由はそれぞれなので、時期が早いとか遅いとかないし、初心者だからとかベテランだからとかも関係ないです。
それに、今の楽器で満足できなくなるというのは、自分の腕や耳がそれだけ成長したってことでもありますし、三日坊主で終わらずに今後もベースを続けていきたい気持ちが続いてるってこと。
前向きに捉えましょう。
まあ中には「特に理由はないけど、なんとなく欲しい」って場合もあるかもしれませんが、いろんなベースを弾いてみたい、音の違いを確かめたい、というのも興味の表れなので、それはそれでアリだと思います。
実際、同じ環境でじっくり弾き比べてみないと本当の違いなんてわかりませんし、一見同じように見えるベースでも使ってみると全然違ってたりするものです。
2本目のベースでおすすめのメーカー(※独断です)
おすすめなメーカーはたくさんありすぎて困るんですが、予算10万円となるとだいぶ絞り込めます。
個人的には、
海外製なら
・フェンダー/Fender
・ジーアンドエル/G&L
国産なら
・フジゲン/FIJIGEN
・エドワーズ/Edwards
・バッカス/Bacchus
あたりがいいんじゃないかと。
というわけで、各メーカーの中から10万円前後で買えるおすすめなベースをセレクトしてみました。
ここからは完全に自分の好みによる独断ですのでご了承くださいマセ。
フェンダー/Fender
Fender(フェンダー)/Hybrid 60s Jazz Bass
ベースといえばフェンダーってくらい、もう全世界で認知されてるメーカー。これ持っとけばとりあえず大丈夫って安心感があります。
ひとくちにフェンダーって言っても USAやらジャパンやらメキシコやら色々で、値段にもかなり差があるんですが、ハッキリ言って10万円のものでも全然問題ないです。
見た目は全く同じと言って差し支えないですし、ちょこちょこラインナップが変わるので、よほど詳しい人でないと区別はつかないはず。
つーか、生産国なんてこの際どうでもいいんです。
これだけ多くのメーカーがある中で、どうしてみんな「フェンダーフェンダー」言うのか、スタンダードとはどういうものなのか、それを知ることが大切。
ジーアンドエル/G&L
G&L(ジーアンドエル)/Tribute Series M-2000
フェンダーの創始者であるレオ・フェンダー氏は退社後にミュージックマンを設立。その後会社を売却し、新たに立ち上げたブランドがG&L。
平均的に高めな価格設定なんですが、インドネシアの工場で生産されてるトリビュート(Tribute)シリーズなら実売10万円チョイという値段。
作りはしっかりしてますし仕上げもきれい。3バンドEQのアクティブサーキットが内蔵されてて、しかも18v仕様なのですごくパワフルです。
音づくりは多彩ですが、ジャズベ系の音とは明らかに違うので、気になる人は楽器屋さんで試奏しまくりましょう。
フジゲン/FIJIGEN
FUJIGEN(フジゲン)/ Neo Classic NJB10MBAH
日本のエレキギター・エレキベースの創成期を支えたのが富士弦楽器製造(旧)、いわゆる現在のフジゲン(FUJIGEN)です。
フジゲンは何を隠そう初期のフェンダージャパンを作ってた会社で、しかも4年間ほど本家のUSAフェンダーを製造していた時期もあったほどつながりが深いんです。
そんなフェンダーのノウハウを知り尽くした会社が作っているブランドがFGN。よくなくないわけがない。
楽器屋さんに行く機会があれば是非試奏してみてください。ナルホドーって思うはずです。
エドワーズ/Edwards
個人的にエドワーズには大変信頼をおいております。ハイ。
と言うのも、これとは違うモデルのかなり古いエドワーズを所有してるんですが、すごくいいんです。
このE-AM-150QMシリーズもステキな1本です。まず見た目からしてイイ。めちゃめちゃイイ!(完全に主観です)
マッチングヘッドに透明ピックガード、メイプル指板など、たまらなくおしゃれなルックス。
あと、セイモアダンカンのピックアップやゴトーのペグ・ブリッジなど、信頼性の高いパーツを使用してところなんか「こだわっとるなー」って感じがします。
こういったメッキ製品って、意外と見た目に差が出る部分。しっかりとした金属パーツはその楽器自体を引き締めて高級感を出してくれます。
バッカス/Bacchus
バッカスってラインナップがめっちゃ多くて、このクラフトシリーズはバッカスの中でちょうど中間くらいの価格帯に位置するモデルです。
ぱっと見、なんとなくアクティブっぽい雰囲気がありますが実はパッシブ。
バッカスの音はもともと少しハイファイな味付けなので、パッシブでもビンビン鳴ります=スラップ楽しい。
あと、ターボスイッチってのが付いてまして、ジャズベの2つのピックアップはシングルコイルなんですが、この2つをシリーズ接続させることでハムバッキング化する仕組み。
トーンノブをひっぱりあげるとONになります。
この曲はシングル、次の曲はハム。もっかいシングル、あハム、あシングル、オモロー。
ハムにすると音が太い感じになるので、指弾きの時なんかにオイシイんじゃないでしょうか。
2台目のベースのおすすめ:まとめ
2本目のベースを買う際には、1本目の不満な部分を解消できるものを選ぶべし デス。
値段的には高い方がよりクオリティが高いですが、とりあえず初心者用ベースから脱却をはかりたいという感じなら、10万円前後のものがいいんじゃないかと。
オススメのメーカーとモデル。
海外製品なら
・フェンダー
Fender Hybrid 60s Jazz Bass
・ジーアンドエル
G&L Tribute Series M-2000
国産なら
・フジゲン
FIJIGEN NJB10MBAH-VNT
・エドワーズ
EDWARDS E-AM-150QM
・バッカス
Bacchus WL4DX-ASH
カラーも含め、完全なるボクの好みでしかありませんが、よかったら参考にしてみてください。
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