ベースやギターのストラップって、最初は取りつけ方で結構悩んだりするんですよね。
「上下の向きってどっちがどっち?」
「長さの調節ってどうすればいいの?」
「紐がついてたんだけど どこに使うの?」
「ギター用と違いはあるの?」
などなど。
今回はベースやギターのストラップの取り付け方をご紹介したいと思います。
ベースのストラップの付け方
ギターとベースでストラップに違いはあるの?
ストラップは、エレキベース用とかエレキギター用とか特に決まってるわけじゃなく違いはありません。同じものです。
ただ、ベースはギターに比べて重いので、ヤワな物だと穴の部分が裂けてきたり肩に負担がかかったりするんですよね。
「ストラップが肩に食い込んで辛い」って人、結構多いので、ある程度しっかりした幅広のものを選ぶことをおすすめします。
ストラップを取り付ける部分
エレキベースやエレキギターの本体には、ストラップを付けるためのストラップピンという金具が2カ所ついてます。
まれにツノの部分じゃなくボディの真ん中あたりについてるのもあります。
では早速、取り付けてみたいと思います。
ストラップの向きとか 長さの調整とか、細かい説明は次章で説明しますね。
まずは片側を通して、
同じく片側を通して、
ストラップの形状の違い
ストラップの形状は大きく分けて2種類あります。
- 一方が太くて もう一方が細くなってるもの(革製に多い)
- 両側とも同じ形状、または良く似た形状のもの(布製に多い)
ちなみに今回使ったのは前者のタイプ。
ストラップの上下の向きって?
今回のような片側が太くて片側が細いストラップの場合、大体の人が太い方を上側(前側)にしてます。
ボクもそうしてます。
ただ、アコースティックギターの場合は逆向きに使用してる人が多い印象。
アコギにはボディ上側のストラップピンが無く、ネックの先に止めないといけないので、細い方を手前にしたほうがスッキリするんですね。
まあでも特に決まりは無いので、どっち向きであっても、
「プッ、あいつ前後反対につけてるぜ」
みたいなことにはならないので安心してください。
両側の形状が同じタイプのストラップの場合は、ブランドのロゴが入ってる方を上側(前側)にもってくる人が多いです。
つまり見た目がいい方をよく見える側にしておけばOKってことですね。
ストラップの長さの調整方法
アジャスターって呼ばれる調整金具(バッグについてるベルトのバックルみたいなやつ)が付いてる場合は、その部分で長さを調節します。
調節方法は金具にベルトをグイッと入れてグイッと出して・・・まあ説明するまでもないですよね。
金具部分が肩に当たって痛い時はストラップを逆向きにしましょう。
そういうのがついてない今回のようなストラップの場合は、細い方のベルトの穴の位置で長さを調整します。
穴の間隔が広すぎてちょうどいい長さにできない場合は、太ベルトと細ベルトのつなぎ方を変えることでも全体の長さを調整することが可能。
ストラップのサイズは物によってマチマチですし、ベースを構える位置も人によってマチマチ。
長いのは何とかなっても、短すぎるのはどうしようもないです。
そういうことを避けるため、あらかじめ自分にとってのベストな長さを 荷造り用のヒモかなんかを使って調べてメモしておくといいですよ。
ストラップのパッケージやタグには「約〇〇cm~〇〇cm」といったサイズ表記がしてあることも多いので、購入前に確認してみましょう。
ストラップに付属の紐は何に使う?
ストラップに細い紐がついてる事があります.
これはフォークギターなどのアコギ用。エレキギターやエレキベースには不要なので外しちゃって大丈夫。
アコースティックギターはボディの上側のストラップピンがついてないので、ストラップをネックの先に縛り付けてやる必要があるんですね。
紐はそのための物。紐の代わりに専用の留め具がついてるのもあります。
ストラップが付けられない場合
新品の時は穴の部分が固くて付けられなかったり、ストラップピンがデカくてどーにもこーにも入らないって事があります。どうしてもムリって時は もう穴を広げるしかないです。
- 太めのボールペンなどを穴に突っ込んでグリグリする
- カッターで穴の端っこを少し切る
- ポンチを使って今よりも一回り大きめの穴を開け直す
ポンチで穴を開ける時は、木の板の上に置いたストラップの穴の部分に真っ直ぐにポンチを当て、金づちで叩いて穴を開けます。
雑誌の上とかでは弾力がありすぎて上手く開かないので、必ず木の板などを使いましょう。
ポンチは100均の手芸用品コーナーでも売ってます。
ベースのストラップの掛け方
無事にストラップをベースに装着できたら、あとはそれを肩に掛けるだけ。
ここまできて掛け方を間違う人はいないと思いますが、念のために説明しておきます。
・標準スタイル(一般的にはこれ)
ベースの人もギターの人も99パーセントがこの掛け方。
・片肩掛けスタイル(ちょっとイレギュラー)
THE ORAL CIGARETTES(ジ・オーラル・シガレッツ)の「あらかにあきら」さん
出典:https://instagrammernews.com/detail/1541252491692479757
Sagittarius(サジタリアス)のDerrick Barnett(デリック・バーネット)
などがこのスタイル。
出典:http://www.overheat.com/riddim/issues/no/294/post/
こういう人たちを見ると、つくづく型にとらわれてちゃいけないなと思いますね。
・首かけスタイル(頚椎いわす可能性あり)
ベーシストではあまり見かけないけど一応。
ちなみに、JR肥薩線人吉駅にて駅弁販売一筋50年の菖蒲豊實さんがこのスタイル。
駅弁満載時の木箱の重量は15キロとのこと。
ベースが重いどころの騒ぎではない。素人はマネしないように。
出典:https://blog.goo.ne.jp/peaceorange/e/808059e6c38ccbe95037d244b932ce44
ストラップの取り付け方:まとめ
- ストラップの付け方に正解・不正解はない
- でも、どちらかと言えばロゴとかが入ってる方を上側(前側)に持って来た方が見た目カッコイイ
- ギター用もベース用も同じもの
- 付属の紐はアコギ用なのでベースには不要
- 穴が固くて付けられない場合はボールペン・カッター・ポンチなどを駆使して穴を広げる
- ストラップの掛け方にも正解・不正解はない
- でも首にだけ掛けるのはやめておこう
こんな感じですね。
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