ベースで指が痛いときの対処法!白くなる・内出血・水ぶくれ等のケア

ベースで指が痛いときの対処法 練習方法など

ベース弾いてると指、痛くなりますよね。

特に初心者のうちは指が慣れてないので、すぐに指先が白くなったり内出血することもあると思います。

さらに水ぶくれができたり、ひどいときは皮がむけることもあったりと。

今回は自らの経験をもとに、ベースを弾いてて指が痛くなる原因と対処法ををご紹介したいと思います。

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ベースで指が痛いときの対処法

指が痛くなる原因

ボクがベース始めて間もない頃、もう指先が痛くて痛くて。今思えば思い当たるフシがあります。

指が痛くなる原因として考えられるのは

1.練習のしすぎ
2.指先がまだ慣れてない
3.力が入りすぎてる
4.弦高が高い
5.弦が古い

このあたりかと。

12に関しては、もう慣れるしかないですが、ベースの面白さにハマるとついついやりすぎちゃう。

練習すればするほど上達するものの、やりすぎると指を痛めて練習できなくなる。ジレンマですねー。

ボクもベースを始めた頃は弾くのが楽しすぎて、ちょっとでも時間があれば練習。左手の指は押弦で痛いし右手の指はスラップで痛い、もう常に両手の指がズキズキしてました。

3の「力が入りすぎ」というのはおそらく4・5と関係してます。

これも自分の経験になぞらえますと、ボクが最初に手にしたベース(もらい物)は、フラットワウンド弦が張られた 恐ろしく弦高の高いシロモノでした。

古くなって伸縮性の無くなった弦はまるで針金のようで、それをアホほど離れたフレットに押さえつけて弾くにはかなりの力を要しました。

当時はベースに関する知識が全くなく、今みたいにネットで調べることもできなかったので「ベースとはこういうもの」と思い込んでたんですが、今思えばとんでもなかったです。

指が白くなる・内出血する・水ぶくれ・皮むける等を防ぐには

いっぱい練習しても指先を痛めないようにするにはどうすればいいか、これには結構悩みました。

瞬間接着剤を塗るといいって話を聞いたことがあったので それもやったんですが、全く効果は感じられませんでした。
それどころか弦に擦れると接着剤の削れカスが指板に着いて非常にうっとおしい。

最終的に一番良かったのが絆創膏とテーピングのダブル使い。

絆創膏はあの肌色のテープの中央にガーゼみたいなのが着いてるやつ。バンドエイドやサビオが有名ですが、練習が終わったらすぐ剥がしちゃうんで100均のもので十分です。

テープは一番細い12~13ミリくらいのタイプを使います。これも100均で入手可能。

絆創膏だけだと柔らかすぎて完全には指が痛くなるのを防いではくれないので、絆創膏を貼る前にテープを貼って指を固めておくわけです。

布製のテープは意外と硬く、弦の食い込みをふせいでくれるんです。

では実際に貼ってみましょう。

指先に上手に絆創膏を貼る方法

まずはテープを4cm程度の長さにカット

ベースの練習で指が痛い01

片方を指の腹につけたら、

ベースの練習で指が痛い02

爪に向かって縦に折り返すように貼ります。

ベースの練習で指が痛い03

テープだけだと剥がれやすいので、テープの上から絆創膏を貼っていきます。

ベースの練習で指が痛い04

指の腹に絆創膏のガーゼ面をあてがいます。

ベースの練習で指が痛い05

両端の粘着部分をくるりと巻いて完成。
これでかなりしっくりくるはずです。

ベースの練習で指が痛い06

指に水ぶくれができたら

ボクの場合、水ぶくれができたら針で穴を開けて水を抜いてます。そのままにしてるとブヨブヨがなかなか治らないので。

針を使うときは針先をライターなどの火で炙って消毒するのがベター。穴は左右2箇所開けると水が出やすいです。

水を抜いても指先の皮と皮膚の間は離れてる状態。そのまま無理して弾くと水ぶくれが破けてズルムケになるし、ズルムケると痛くて当分練習できなくなります。

1日~2日くらいは弾くのをガマンして指先が回復するのを待ちましょう。

ちなみに練習自粛期間中は絆創膏などは貼らず、できるだけ空気に触れさせるほうが早く治ります。

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スラップで右手の指が痛いとき

指が痛くなるのって弦を押さえる左手が多いと思うんですが、スラップのやりすぎで右手の指が痛くなることもあります。

ボクがベースにのめり込んだきっかけもスラップ。もうサルみたいにやりすぎたせいで指先がやけどみたいになったり まめができたり。

当初は人差し指でプルしてたんですが、痛くて弾けなくなると中指で、中指が痛くなると薬指で、薬指が痛くなる頃には人差し指がかろうじて復活、といった感じやってました。

その頃の名残か、今では無意識で「1弦は中指・2弦は人差し指」という完全分業性が出来上がってます。

1本の指を使い続けるよりローテーションしたほうが負担は少なくて済むので、「痛い、でもスラップしたい」という方は一度おためしあれ。

ちなみに、サムピングで親指が痛い場合は、弦に当たるポイントを少しずらすのも単純ですが効果的。

そういえばLevel42のマーク・キングなんかは演奏するとき親指に黒いガムテ貼ってますが、あれは指が切れるのを防ぐためなんだそうです。

そりゃあのマシンガンスラップならわかる気もします。

Level 42 – Mark King – Love games (bass solo ) – L

関節が痛いときや腱鞘炎が疑われるときは練習ストップ

ここまでは指先の皮膚の痛みについてでしたが、関節が痛いとか筋が痛いってときはすぐに練習をやめて指を休めてください。

とにかく安静が一番。今まで通りに指を使ってると症状が悪化して腱鞘炎になってしまうこともありますし、そうなるとかえって練習できない期間が長引きます。

ここはぐっとこらえて、元の状態に戻るまでは一旦練習はストップしましょう。

ベースをケアすることが指のケアにつながる

冒頭でも書きましたが、状態の悪いベースを使ってるとそれだけ手や指の負担が増えます。

逆にいえば、ベースのコンディションを整えてやることが指のケアにつながるということです。

弦高を低くする

近頃は値段の安いベースでもそこまでコンディションの悪いものはないんじゃないかと思いますが、押さえるのにすごく力がいるって場合は、一度弦高を低く調整してみることをおすすめします。

ちゃんと調整されてる状態のベースは ほとんど力なんて入れなくても押さえられます。これホント。

新しい弦に交換してみる

弦は古くなると固くなってきますし、表面もザラザラして指との摩擦が増えてきます。

スライドを多用してると指をやけどしたり ヘタすると切れたりすることもあるので、なんとなく弦が硬いと感じたら、新しい弦に交換してみるのも一つの方法。

スレンレス弦よりもスチール弦の方が少し柔らかめですし、ゲージを1サイズ細めのものにしてみるだけでもガラッと変わります。

弦ってメーカーによって表面の感じが違ってて、中にはやたら手触りの悪いのもあるので、極端に安い弦はおすすめしません。

ダダリオやアーニーボールなどの有名どころなら大丈夫です。中でも一番ツルツルなのはエリクサー。少々お高いですがサビにくくて長持ちします。

ベース続けてると指は硬くなる?

これもボクの経験則なんですが、毎日練習しててもあまり指先が硬くなることはないですしタコとかもできません。

むしろたまにガッと練習して しばらくは弾かない、とかの方が硬くなりやすいのかなと感じてます。

ボクは中学生の頃フォークギターをやってまして、これも最初かなり苦痛が伴う楽器だったんですが、やはり指先の固くなる感じはベース同様、毎日弾いてるときよりも、練習サボり気味の時の方が固くなってたような印象があります。

でもずっと続けてると指が堅くならなくても不思議と痛くも無くなるので、そこは安心してください。

ベースの練習で指が痛いとき:まとめ

まあ楽器に限らずなんですが、スポーツでもなんでも練習しすぎるとどこかしら怪我しちゃうんですよね。

痛めてからの対処の仕方も大事ですが、痛めないための工夫も大事。

ベースの場合、指の皮がめくれると当分練習できなくなってしまうので、そうなる前に普段からの指のケアと楽器のケアの両方を意識しておきましょう。

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