「あーめんどくさい」
最近、日に日に面倒くさがりになってる自分がいます。年齢のせいでしょうか?
たとえばチューニング。
いや、チューニング自体は特に面倒くさくはないんですよ。ただ、ベースとチューナーをシールドでつなぐという その一手間がめんどくさい。
音叉を使えばてっとり早いんですが、音叉を出してきて 使い終わったらまた仕舞うという行為すらめんどくさい。
なんとかならんかなーと思い、ふと頭をよぎったのがクリップチューナーです。
というわけで今回は、ボクが実際に気に入って使ってる 小型で目立たないクリップチューナーのご紹介をしたいと思います。
クリップチューナーは小型で目立たないのがいい
小さくても便利でもダサいのはイヤ
実は以前 知り合いのギタリストからクリップチューナーをもらって使ったことあります。確かに簡単で便利です。
ただねー、あの光るチョンマゲのようなルックスがバカ殿っぽくてどうにも好きになれない。
もっとこう、小型で目立たないやつはないものかと思い真剣に探してみたところ、見つけたのが今回ご紹介するプラネットウェーブスのNSマイクロヘッドストックチューナーです。
プラネットウェーブスのクリップチューナー
というわけで買ってみました。
プラネットウェーブス(PLANET WAVES)ってダダリオ(D’addario)のブランドなんですね。
表示をイメージしたシールが貼ってます。
このクリップチューナーの正式名称は、
「NS Micro Headstock Tuner PW-CT-12」
購入したのはサウンドハウスさん。お値段 税込1,922円也。
とにかく小型で目立ちません。
大抵のクリップチューナーって、ヘッドの先っちょに洗濯バサミみたいにして挟む感じなんですよね。
もう楽器のデザインを著しく損ねますので、とてもじゃないけどライブとかで使う気にならない。なんならリハでも使いたくない。光るバカ殿はいやだ。
でもこのプラネットウェーブスのクリップチューナーは本体自体が小さい上に ヘッドの裏側に取り付けられるので、正面からはクリップしか見えないんです。
しかもクリップも洗濯バサミじゃなく、もっとスマートなシュッとしたデザインのものなので、パッと見、ほとんど気づかないくらい。
これです、ボクの求めていたのは。
クリップチューナーを取りつける場所って?
ボクはヘッドの中央あたりにつけてますが、ロゴにかぶるとイヤって人は先端の方でもOK。
クリップ式のチューナーは楽器の共鳴を利用してチューニングする仕組みなので、振動を妨げない部分なら挟む場所はどこでもOK。
下記の画像はメーカーさんのものを引用させていただいてますが、コントラバスは駒に装着してます。出典:https://kcmusic.jp/planetwaves/nsmicrotuner.html
つけっぱなしOK
チョンマゲチューナーだと邪魔だわ恥ずかしいわで、チューニングのたびにつけたり外したりしないといけないので面倒。
でもこのNSマイクロヘッドストックチューナー(以下 NSマイクロ)はほぼ存在感がないので、つけっぱなしでも気になりません。
しかも装着状態の収まりが非常にいいんで、つけたままケースにしまっても全然問題ないのは嬉しい誤算でした。
クリップチューナーの使い方
各スイッチの機能

- 1:電源ボタン。10分したら自動で切れるので電池の節約になります。
- 2:表示の向きを変えるスイッチです。
- 3:長押しするとチューニングモードとメトロノームモードを切り替えることができます。
- 4:左右の矢印を押すことでチューナーモードのときは周波数、メトロノームモードのときはテンポの設定ができます。
大きさ

本体のサイズ(クリップ部は除く)
・幅 :24mm
・高さ :30mm
・奥行き:12mm
クリップ部の取り付け有効寸法
・約15~23mm
表示部の見やすさはまあまあ
個人的にはデジタルであっても針が振れるような表示の仕方が好みなんですが、まあこれはこれで特に問題はありません。
インジケーターが光るんで、ライブのMC中とか照明落ちてる状態でも こっそり合わせられるのはいいですね。
チューニングの表示は緑・黄・赤の3色。
・緑:合ってる
・黄:近い(もうチョイ)
・赤:ずれてる
色が変わるのは視覚的に判断しやすくていいんですが、肝心のアルファベットのところが見る角度によって少し読みづらいときがあります。
最初ずっと「日」みたいな表示だったんで「アレ、早速故障?」って思ってたら視線と角度が少しずれてたのが原因でした。
ダウンチューニングもOK
クロマチックチューナーなので、ドロップDやドロップCなどのダウンチューニングにも対応できます。
ただし半音表記は♯のみ。なので、たとえばE♭にチューニングしたいときはD♯で合わせるようにします。
メトロノーム機能がついてる
メトロノームがついてます。ただし音ではなく光の点滅でリズムを知らせる仕組み。
チューニングが終わったらすぐにスイッチを切るので、正直なところリズム機能は1度も使ったことないです。
チューナーとしての精度は十分
チューナーとしての精度は何の問題もないです。っていうか、今どき精度の悪いチューナーってあるんですかね?
今までそういうのに当たったことがないんで良くわからないですが、とりあえずこのNSマイクロに関しては不満はありません。
ただ「チューニングは音を聞いて合わせるもの」という意識が根底にあるので、たまに「本当に合ってるんだろうな?」と不安になり音叉で確認してみたりすることはあります。
あと、弦を交換するときやオクターブチューニングを合わせるときは、一般的なチューナーのほうが圧倒的に見やすいですし作業もはかどります。
その時々の用途によって使い分けるのがベターですね。
プラネットウェーブスのクリップチューナーはおすすめ:まとめ
これを使い始めてからというもの、今まで使っていたチューナーの出番がめっきり減りました。
ちょっと音を合わせたいとき、左手でポチッとスイッチを入れてやるだけですぐにチューニングできるなんて、ホント便利な世の中になったもんです。
とにかく、ヘッド裏につけっぱなしにしておいても全く邪魔にならないってのがいい。
これはもうある意味「チューナー搭載型ベース」と言えなくもない。しかもこんなに安く簡単にできるなんて、すごくないですか?
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