皆さん、こまめなチューニングを心がけてますか?
今やチューナーはバンドマンの必需品。演奏前の音ズレチェックには欠かせませんね。
でもついうっかり「持ってくるの忘れた」「電池切れてた」なんて経験がある方も多いんじゃないでしょうか?
そんなとき、スマホにチューナーアプリを入れておくと安心ですよ。
というわけで今回は、ボクが実際にスマホにインストールしてみて「これはイイ!」と思える無料チューナーアプリ、ベスト3をご紹介したいと思います。
もちろんベースだけじゃなくギターでも使えますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ギターやベースで使えるチューナーアプリ 無料版 3選!
最初は「おすすめ10選」とかにしようと思って片っ端からダウンロードしてみたんですよね。
でもまーなんと言っていいか。。。使えないチューナーの多いこと。
わざわざ紹介しておいて批判的なレビュー書くのもアレなんで、思い切ってそういうのは最初から除外することにしました。
で、これはダメ、これも使いにくい、ってどんどん絞っていったら結局この3つになっちゃったという、特に驚きも面白みもない結果に。
でも逆に言えば「この3つさえ おさえておけば大丈夫!」と自信を持っておすすめできるチューナーです。
それでは行ってみましょう!
楽器チューナー Lite by Piascore
■iPhone
楽器チューナー Lite by Piascore / iPhone版ダウンロード
・ピッチ調整(380Hz~480Hz)
・音叉モード
・壁紙(チューナー本体の色)変更
・感度調整

「スマホのチューナーアプリと言えばコレ」というくらいメジャーなアプリ。
一目見てチューナーだとわかるアイコン。アナログチックなデザインが秀逸です。
やっぱりスマホの画面に変なアイコン置いときたくないですからね。
画面を開いたときのシンプルで解りやすいインターフェイスもいいですね。
カラーはお好みに合わせて変更が可能。
無駄な機能がないのも好感が持てます。
こういうアプリって、何でもかんでも機能を詰め込みすぎて かえって使い勝手が悪くなってるっていう残念なパターンが多いんですが、これはその真逆。
チューナーとしての本来必要な機能を追求し、できるだけ使いやすくまとめられてます。
針の動きも滑らかですごく見やすいし、ピッチも正確で精度がいいです。
ちなみに有料版は、
○記譜法・移調・音律の変更
○周波数・パワーの表示
○壁紙を柄入りに変更
などが付加されるみたいだけど、正直なくても何の問題もないです。
いや、これだけ完成度の高いチューナーアプリはなかなかないんじゃないでしょうか。
アンドロイド版が無いのが唯一残念なところ。
GuitarTuna ギターチューナー
■iPhone
GuitarTuna ギターチューナー / iPhone版ダウンロード
■Android
GuitarTuna ギターチューナー / Android版ダウンロード
・メトロノーム(30~240)
・コードライブラリ(ギター用)
・ゲーム・学習
名前からしてギター専用かなと思いきや、あらゆる楽器に対応してます。
何これ、めっちゃあるやん。
ウクレレやマンドリン、バラライカまであって、大抵の弦楽器には対応してます。しかもこれ、レフティ用(左利き)の設定までできるなんて、そんなチューナーある?
で、指定の楽器モードにすると、その楽器の画像に変わるという芸の細かさw
ベースの場合は4弦と5弦があってこんな感じですね。
なんとなく絵に統一感がないのが気になりますが、まあそれはそれとして。
とにかく多機能というか、いろんな要素をぐっと詰め込んだ感じだけど、その割に使い勝手は悪くないです。
いわばスマホ的な考えとでも言うんでしょうか。
「とりあえずどんな楽器にでも対応出来るように全部揃えといたから、あとは自分に必要なものをチョイスして使ってね」
というスタンスですね。
こういった何でも出来るタイプで気になるのが起動時の画面。
アプリを立ち上げたとき、毎回セレクト画面から始めるのって結構面倒なものなんですが、このアプリは前回のチューナーモードの設定を覚えてくれているんです。
なので、5弦ベースに設定したら次も5弦ベースから、ウクレレなら次もウクレレから、といった感じで、最後に終えたチューニングモードから始める事が出来ます。
あと、もう一つ気に入ったのが、今弾いている音が目的の音よりも高いのか低いのかを教えてくれるところ。
通常のチューナーだと目的の音に近づいてからでないとメータが反応しないので、初心者のうちは今の音が高すぎるのか低すぎるのか見当がつかなかったりするんですよね。
また、クロマチックチューナーだと何らかの音名表示は出るものの、その表示に対してもっと上げるのか下げるのかピンとこない事も多いと思います。
でもこのチューナーは常に「高すぎる!」「低すぎる!」と若干キレ気味に教えてくれるんです。
で、音がぴったり合ったタイミングで、センターのキー表示が「ポン」という音とともに大きくなって合図してくれます。
これならペグの方向を迷う事無く回す事が出来ますね。
あ、あと一つ言い忘れましたが、このアプリに付いてるメトロノーム機能がシンプルでメチャクチャ使いやすいです。
正直、そのへんのメトロノーム専用アプリよりいいかも。
とにかく全てがわかりやすいので、初心者の方にとっても かなり使いやすいチューナーなんじゃないでしょうか。
ちなみに こんなことも教えてくれたりもします。
BOSS Tuner
■iPhone
BOSS Tuner / iPhone版ダウンロード
■Android
BOSS Tuner / Android版ダウンロード
・ピッチ調整(415Hz~465Hz)
・音叉モード(110Hz~880Hz)
・感度調整
・スキン変更(TU-3 or TU-3W)
・背景色変更
ローランドが誇るBOSSシリーズのクロマチックチューナー「TU-3」のアプリ版。
いやー思わずニヤけちゃいます。だってこれ、まんまTU-3ですよ。かわいいったらありゃしない。
思わず踏んでしまいそうになるくらいリアルですが、当然踏んでも反応しないです。
それにしても実物は1万円くらいするのにこれは無料というんだからすごい。
1万円出して買った人は内心複雑かもしれないですが、それでもやっぱりダウンロードしてしまうでしょうね。
機能的にも必要充分。使い勝手もよく解りやすいので、初めて使う人でも問題ないはず。
画面にウザい広告が入らないのも好感度大。デザインに対する並々ならぬ思い入れを感じますね。
思わず「お!」と声が出たのが付加機能の中にあるスキン変更モード。このビジュアルにぐっと来る人も多いはず。
あと、感度調整機能というのがあって、音を認識しづらいときなんかにマイクの感度を調整できるんです。
生音のときは なかなか音を拾ってくれないので高めに設定、逆に周りの音が大きすぎる場合は低めに設定といった使い方が可能。
使い勝手はシンプルですが、基本的な部分はきっちりとおさえてます。
しかし何と言ってもこの見た目ですよ。とにかく持ってるだけで気分がアガるアプリです。
チューナーアプリのおすすめポイント
冒頭でも書きましたが、使い勝手が良くないと感じたアプリは最初から除外したので、今回ご紹介しているこの3つに関してはどれもおすすめです。
そう言うと余計に迷うかもしれないので、それぞれの一番のウリというか、こんな人に向いてるんじゃないかな、というポイントを書いておきます。
・楽器チューナー Lite by Piascore
アナログ感あふれるデザインは好みが分かれるかもしれないですが、使い勝手なども含め、シンプル・イズ・ベストが好きな人ならきっと気に入るんじゃないでしょうか。
・GuitarTuna ギターチューナー
これでもかというくらい親切丁寧なアプリ。初心者の方はこれが一番使いやすいと思います。
やっぱり 音の高すぎと低すぎを教えてくれるのがキモですね。
・BOSS Tuner
Bossのエフェクターが好きな人にとってはたまらないアプリだと思います。
使い勝手ももちろん悪くないですが、何よりこのデザインが好きなら是非とも入れておきたいところです。
チューニング用スマホアプリ:まとめ
今回この記事を書くにあたり実際に試してみて感じたのは、やっぱりこういうアプリは直感的に使えなくちゃダメってこと。
中には「本当に楽器やってる人が作ってるのかな?」と疑問を感じるようなのも。。。
あと、広告の配置に問題があるものも結構多かったです。
そりゃ無料アプリなんで、開発者さんとしても広告収入が必要なのはもちろん理解できるんですが、それにしてもです。
何かする度にイチイチ広告画面に切り替わるとか、誤クリックを誘発するような場所にあえて設定ボタンを置いてるとか。。。
使う側の気持ち考えないと、結局利益にはつながらないと思うんですけどね。
まあ、それにしても無料でこれだけの事が出来るのはありがたい話です。
自分はいつもカード型チューナーと音叉をギグバッグのポケットに忍ばせてますが、正直「もうアプリでいいやん」という気がしないでもない。
シールドの抜き差ししなくていいし、しかも音叉モードが付いてるから音叉も要らない。
しいていうならスマホのバッテリーが切れたら音叉使うけど、そうなるともうどっちが予備かわからないですね。
さすがにライプのときはアプリではキビシイですが、自宅での練習やリハなどの普段使いなら充分使えます。
イザというときのためにも1つくらいはインストールしておきましょう。
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