ギターかベース 始めるならどっちがいいかで迷ってるあなたへ

ベース

ギターにすべきかベースにすべきか。

これから趣味で楽器を始めようとしている方にとって悩ましい問題ですよね。

ギターの方が目立ってかっこいいかな?

ベースのほうが渋くてかっこいいかも?

始めるなら簡単な方がいいよな。。。

あーもうどっちがいいか決められない~!

と迷いまくってる方に、ボクなりのアドバイスを送りたいと思います。

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ギターかベース始めるならどっちがいい?

「ギターかベースか?」とはといっても、まさかアコギとウッドベースで迷ってる人はまずいないと思うので、ここではエレキギターとエレキベースということで話を進めていきます。

ギターとベースを比較するにあたり、まずは両者の違いを知っておきましょう。

ギターとベースの違い

役割の違い

ピアノって右手でメロディを弾いて左手で伴奏を弾きますよね。例えるなら右手がギターで左手がベース、そんなイメージです。

実際には、ギターはメロディだけじゃなく伴奏を弾くこともできるので、演奏のバリエーションとしてはかなり多彩です。

対するベースは主に単音。曲のコードの低い部分を担当しながらバンド全体のリズムとサウンドの土台となる部分を作っていく重要なパートです。

形の違い(見た目)

エレキギターとエレキベースの違い
出典:https://shop.fender.com/ja-JP/start
上がフェンダーのストラトキャスターというギターで、下が同じくフェンダーのジャズベース。

パッと見、めっちゃ似てますよね。

ギターもベースもいろんなデザインのものがあるんですが、今回は比較のためにあえて似たようなのを選んでみました。

まず大きさですが、今回の例でいうとギターは約98センチ、ベースは約118センチ。なんと約20センチも違うんですね。

重さに関してはギターが約3〜3.5kg程で、ベースは約4〜4.5kgくらい。1キロの差は結構デカイ。

背が低い、手が小さい、指が短いという人は、どちらかといえばギターの方が扱いやすいです。

ただ小柄な女性や子供でも上手に弾きこなす人はたくさんいるので、やる気さえあればどちらでも大丈夫です。

弦の違い

ギターとベースとでは、弦の本数や太さが違います。

ギターは弦が6本でベースは4本。最近は5弦ベースや6弦ベースというのもあります。

太さに関してはもう全然違ってて、ギターの一番太い弦とベースの一番細い弦が大体同じくらいの太さです。

重低音を生み出すにはこのくらいの長さと太さが必要なんですね。

音の違い

ギターの6本の弦のうち、太い方の4本とベースの4本は同じ音程です。ただしベースはギターよりも1オクターブ低い音が出ます。

耳に残りやすいのは高い音が出るギターの方ですが、ベースの低音に魅力を感じる人もいっぱいいます。

また、スラップなんかは音も見た目も派手ですし、なんならギターよりも目立つんじゃないかってくらい刺激的です。

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ギターとベースとではどっちが難しい?

「難しすぎて挫折したらどうしよう」という不安が頭をよぎるのは当然と言えば当然。

まあ楽器なんてそれぞれ違った難しさがあるので一概に比較はできないんですが、とっつきやすさという点ではベースに軍杯が上がるのではないかと思います。

ボクはベースを始める前、ギターを7年ほどやってたんですが、ギターがまずコードを覚えるところから入るのに対しベースは単音なので、そういう意味では楽です。

例えば CーAmーFーG7 という4小節を目の前にした場合、ギターの場合は4種類のコードを弾く必要がありますが、ベースの場合は4種類の音を弾くだけですみます。

もちろんベースラインが複雑な場合もありますし、指のストレッチがキツイなんて事情も含めると、何をもって難しいというかなんてのは人によっても違いますし、演奏する曲やジャンルにもよりけり。

「ベースの方がとっつきやすい」と書いたのはあくまで最低限の導入部分のハードルが低いということであって、簡単という意味ではないです。

ギターとベースとではどっちが費用がかかる?

楽器を始めるにあたって、いくらくらいの費用がかかるのかは気になるところですね。

最低限必要なコスト比較した場合、ギターもベースもほとんど変わりません。

楽器本体もアンプも値段に大した違いはないですし、その他シールドやチューナー、ピック、スタンド、なども同じ。

ただ、ギターは後々エフェクターが欲しくなる可能性大。

エフェクターというのはギターやベースの音色や音質を変化させるための機械で、種類にょって様々な用途に分かれてます。

ベースの場合は使わなくても大丈夫ですし、使ったとしても少しの数でOK。だけどギターはエフェクターなしだと音がショボいし、しかも音色命みたいなとこあるから、何個も揃えてしまいたくなるんですよ。収集癖のある人は要注意ですw

あとは、弦の値段が違うくらいですかね。

同じグレードのもので比較した場合、ギター弦のセットが1000円くらいなのに対しベース弦のセットは3000円くらいと、約3倍ほどの値段差があります。

ただベースの弦は切れにくいですし、ギターほど頻繁に弦を交換しなくてもそれなりの音は出せます。

それに、もっと値段の安い弦も売ってますので、ランニングコストは変わらないんじゃないかなという印象です。

ギターとベースとではどっちが楽しい?

ボク自身ベースの楽しさにどハマりしてしまった人間なので「ベース楽しいよ」と声を大にして言いたいところなんですが、ギターも楽しいので、こればっかりは人それぞれですよね。

もし歌を歌いながら弾き語り的な感じで演奏したいならギターの方が適してると思います。ベース弾きながら歌う人もいますが、大抵はバンドでのベースボーカル。

ベースだけで弾き語りしてるのって、はなわくらいしか思いつきません。

あと、ベースはバンドじゃなきゃ楽しめない、っていう人もいますが、それも人によりけり。

事実、僕は一人でも全然楽しめます。

ギターとベースとではどっちが人気ある?

一昔前は圧倒的にギターの方が人気が高かったんですが、今はほぼ同じくらいか、むしろベースの方が人気が高いという統計結果もあります。

ジャコ・パストリアスやマーカス・ミラーといったベースヒーローが出てきたあたりから風向きが変わってきたような気がしてるんですが、それに加え「控えめなところが逆にかっこいい」「ベースのシブさに気付いてるオレかっこいい」という風潮もあるのかもしれません。

いずれにしても「じゃんけんに負けてベース」という図式は過去のものとなっております。

将来的には両方ともやってみたいという場合

いずれはギターとベースの両方ともやってみたいけど、さしあたってどちらを先にするべきかで悩んでる、というのであればボクはギターを先にすることをおすすめします。

「ギターはまずコードを覚えるところから入る」というのは前述しましたが、コードを知っているとベースラインを組み立てる上で非常に役に立つんです。

例えばベースで「F」といえばまずルートである「ファ」を思い浮かべますが、ギターで「F」といえばコードである「ファラド」の和音を思い浮かべます。

つまり「F」の構成音が「ファラド」だということを知っているだけでベースの演奏の幅がグッと広がるんです。

しかもギターはこれを指のポジションで覚えます。そしてそのポジションは、まんまベースのポジションに置き換えて使うことができてしまうんですね。

まとめ

どうでしょう?どちらかに気持ちが傾いてきました?

もしまだ迷ってるなら、自分の中のインスピレーションを大事にするといいかもしれません。

ギターをするにしてもベースをするにしても、最初は何かバンドの曲をコピーするところから始めると思うんですね。

好きなバンド、お気に入りの曲、それを弾いてる自分の姿を想像してみて、何となくこっちのほうが向いてるんじゃないかと感じたり、ピンとくるものがあった方を選んでみるのがいいです。

もしやってみて「やっぱり自分に合わない」「思ってたのと違う」という場合はまた別の楽器をやってみればいいんです。

やってみないっとわからないことってありますし、そうやって色々やってるうちに自分にピッタっと会うのが見つかるはすです。

どちらにしても経験は無駄にはなりません。とにかく前に進みましょう!

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