ベースの練習にアンプは必要？バンドやライブではいる？いらない？

ベースを練習するのにベースアンプって本当に必要なの？

スタジオやライブハウスには備え付けのベースアンプがあるし、自宅で練習するときは生音でも聴こえなくはない。

でもちゃんと音を出さないとダメって話も聞くし・・・

というわけで今回は、ベースアンプはいるのかいらないのか、アンプが無いと困る事があるのか、ということについて考えてみたいと思います。

ベースを練習するのにアンプって必要か？

エレキベースっていうのは電気で音を増幅させて出力する楽器なので、そのままの生音だとヒジョーにショボイ音しか出ません。

あのCDで聴くようなズンズンした迫力のある音を出すにはベースアンプが必要。かと言ってあんまりデカイ音で弾くのも気を遣いますよね。

「で、結局いるの？いらないの？」って話なんですが、あったほうがいいけど無くてもいいって感じ。

「どっちやねん！」とツッコまれそうですが、家で練習するだけなら練習用の機械やヘッドホンアンプ、もしくはオーディオインターフェイスでも問題なく出来ちゃうので。

確かにベースアンプがあればスピーカーから音を出して聴く事も出来るし、夜とか音が気になるときはヘッドホンをつないで静かに練習する事も出来るので、一つ持ってってもいいかなーとは思います。

普段からアンプを使い慣れてたほうが、ライブやリハーサルスタジオでまごまごせずにすみますしね。

でも「近所迷惑になるからどっちにしても音は出せない」って場合はわざわざベースアンプを持つ必要性がないし、それにヘタなベースアンプの小さなスピーカーから出る音よりも練習機にヘッドホン繋いで聴く音の方が良かったりします。もちろんヘッドホンにもよるんですが。

実際ボクも自宅ではほぼ100％練習機&ヘッドホンでやってます。

音源取り込めるし音程やスピード変えられるし、チューナーやメトロノーム、エフェクターまで入ってるしでやたら便利なんですよ。大きさもポケットに入るくらいコンパクトですしね。

一応ベースアンプも持ってはいるんですが、ライブバーやジャズフェスなんかのイベント出演時にしか登場しません。

通常リハスタには備え付けのでっかいベースアンプがあるので、マイベースアンプは不要。

どうしてもスタジオのアンプの音が気に入らなかったり、自分の音に絶対的なこだわりがあるって場合は自分のベースアンプを持ち込むのも可。

でも、普通はメンドクサイんでそんなことしないですけどね。スタジオを変えるほうが手っ取り早いかも。

一般的なライブハウスの場合はベースアンプが常設されてる事がほとんどなので、自前のベースアンプは不要です。

ただライブバーやライブ喫茶など比較的小さめのお店だと、大音量での演奏を想定してないためアンプ持ち込みが前提だったり、あってもサイズがビミョーだったりするんですよね。

あと、ジャズフェスなどのイベントで演奏する場合も「ベースアンプ持ち込み」ってケースがよくあります。

なので、こういった場所でライブをするときは、自分のベーアンがあると便利だし、無いと出演できなこともあります。

あと学園祭・路上ライブ・パーティー会場など、機材の揃ってない環境で演奏するときは絶対にベースアンプが必要。

ベースアンプを買うとして、自宅で使うだけなら小さなものでもOK。つーか、あまりデカすぎるとかえってジャマです。

でもライブで使用するならそれなりに出力の大きいベースアンプでないとあまり意味がありません。

自宅用なら10Wでも十分ですが、ライブだと100Wでもしんどいです。ライブ会場の規模にもよるんですが、最低でも150W、できれば200Wくらいは欲しいところ。

最近は小型で高出力なベースアンプもあるので、自宅とライブ兼用にしたい場合は、そういったものをチョイスするのがいいんじゃないでしょうか。

念のためにもう一度言っておきますと、ライブハウスで演奏するときは会場の備え付けのアンプを使うので、自分でアンプを用意する必要はありません。

冒頭でも書いたように、エレキベースは生音のままだとかなりショボイ。音程も分りづらいので多少間違って弾いてても気付きにくいです。

自分がどういう音を出してるのかはっきりしない状態で弾くからミュートにも無頓着になるしニュアンスや表現も曖昧になります。

どうせだったら、ちゃんと音を聴きながら練習する方が絶対にいい。その音を聴くための選択肢の一つがベースアンプです。

ただ「家で大きな音は出せない」「夜しか出来ない」って場合はベースアンプでなくても練習機やヘッドホンアンプ、オーディオインターフェイス等でも全然OK。

以下、まとめておきます。

自宅練習でベースアンプは必要か？

ライブで自前のベースアンプは必要か？

とまあこんな感じです。

いずれにせよ、ベースの音を再生するための何かしらのモノは必要なので、自分の環境に合ったものを選んでくださいね。