ベースのチューニングを音叉で!使い方のコツを初心者向けに解説!

ベースのチューニングを音叉でする チューニングについて

音叉おんさの使い方って知ってます?

昔は音を合わすための道具が音叉おんさくらいしかなかったんで、使い方をマスターしないと楽器を演奏するところまでたどり着けなかったんですよね。
今はチューナーがあるので、さすがにチューニングで挫折する人は少ないと思います。

確かにチューナーは便利。ただその一方でついつい目で見て合わせるって事に依存しがち。やっぱりベーシストたるもの、音を聴いてチューニングする技術も身につけておきたいものです。

今回は耳チューニングの基本アイテムとも言える音叉おんさの使い方のコツを、初心者さんにもわかりやすく解説していきたいと思います。

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ベースのチューニングを音叉を使ってやってみよう

音叉の使い方

まず最初に、音叉の使い方について簡単に説明しておきますね。

音叉の下側の棒の部分(玉のついてる方)を軽く指でつまみ、二股に分かれてる方の片側を何か固いものにコーンとぶつけます。片側ですよ。
 
机でも椅子でも人の頭でも、固そうな物だったら何でもOK。ちなみにボクは脚を曲げた状態で膝の皿の部分に打ち付けてます。

音叉をヒザで


打ち付けることで音叉が振動します。そのままそっと耳に近づけてみてください。
「プーン」という音が聴こえるはずです。

音叉の正しい使い方


あ、耳に近づけるときは音叉の玉の方ですよ。間違って二股の方を近づけるとゾワゾワしますのでご注意を。

音叉の間違った使い方


ただ、これだとちょっと聴こえにくいはず。もっと大きな音で聴くには音叉を共鳴させた後、身の回りの物に音叉の玉の部分をつけてみてください。例えば、

  • テーブルの天板
  • ベースのボディ
  • ほお骨のあたり(これ本当ですよ)

などなど。

音叉を共鳴させる

先ほどとは比べ物にならないくらい大きな音が聴こえると思います。これがいわゆるA(ラ)の音です。(440Hzの音叉の場合)

このA(ラ)の音を基準にしてベースの音を合わせていきます。

音叉を使うときのコツ

ここで疑問を感じた方もいるかもしれないですね。

「音叉を持ったままどうやってチューニングするんだ?」

そうなんです。音叉を手で持ってると、ペグを回したり弦を弾いたりするための手がどうしても足りなくなるんですね。

そんな時にナイスな方法があります。

音叉を鳴らした後、玉の付け根部分を前歯で噛んでくわえるんです。
なんかスゴいイメージ画像ですみません。

音叉を歯で噛む

こうすれば頭の中で鳴り響く音を聴きながら両手を使ってチューニングが出来るというわけです。

知ってる人にとっては当たり前のやり方ですが、これ本当に便利なんでぜひ。

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実際に音叉を使ってチューニングをしてみる

「音叉を使って」と言っても、音叉の音にベースの音を合わせるだけなんで、何も難しい事はありません。むしろ簡単。

ベースは実音でもハーモニクスでもどちらでもOKだけど出来ればハーモニクスを推奨。なぜならハーモニクスのほうが音が高くて聴き取りやすいから。
ではいってみましょう。

  • まず音叉を打ち付けた後、歯でくわえます。
  • 頭の中で共鳴してる音と、ベースの3弦5フレットのA(ラ)のハーモニクスの音を合わせていきます。巻き上げていく過程で合わせると狂いにくいです。
    もし実音で合わせる場合は3弦解放のA(ラ)の音と合わせればOK。

はい、これで3弦のチューニングが終了。あとは3弦を基準にして残りの弦を合わせていくだけ。

チューニングのやり方については以前の記事で詳しく解説しています。

ハーモニクスでチューニングする場合

  • 音叉の音(A)に3弦5Fのハーモニクス(A)をあわせる
  • 3弦7Fのハーモニクス(E)に4弦5Fのハーモニクス(E)を合わせる
  • 3弦5Fのハーモニクス(A)に2弦7Fのハーモニクス(A)を合わせる
  • 2弦5Fのハーモニクス(D)に1弦7Fのハーモニクス(D)を合わせる
  • 4弦7Fのハーモニクス(B)に5弦5Fのハーモニクス(B)を合わせる(5弦ベース)

実音でチューニングする場合

  • 音叉の音(A)に3弦解放の音(A)をあわせる
  • 3弦解放の音(A)に4弦5Fの音(A)を合わせる
  • 3弦5Fの音(D)に2弦解放の音(D)を合わせる
  • 2弦5Fの音(G)に1弦解放の音(G)を合わせる
  • 4弦解放の音(E)に5弦5Fの音(E)を合わせる(5弦ベース)

音叉を使うメリットって?

コンパクト

まずモノが小さくて軽い。最近は小型のチューナーもあるけど音叉のコンパクトさにはかないません。
ペンケースにも入れておけるし、とにかく邪魔になりません。

故障しない

音叉って、少々手荒に扱ってもまず壊れたりしません。当たり前だけど電池切れとかもないです。
なくさない限りずっと使い続けられるという意味では まさに一生モノ。

値段が安い

音叉って、安い物だと500円くらいから売ってます。ちょっといいやつでも1500円も出せば充分。
安くても性能なんてほとんど変わりません。

いなせな雰囲気がする

音叉でチューニングしてる姿って、昔気質の職人みたいで 何となく粋な感じがしません?
あくまで個人的なイメージですが。。。


こんなところでしょうか。まあチューナーに付いてる音叉モードでも結局は同じなんですが、なんでしょう、音叉って絶対にトラブったりしない安心感があります。

ボクもチューナーが使えないときの保険としてベースのケースのポケットに忍ばせてます。

音叉を購入する場合は周波数を間違えないをよう気をつけてくださいね。440Hz(ヘルツ)って表記のあるやつです。

いろんなメーカーがあるけど、迷ったらウィットナーのこれ買っとけば間違いないです。

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あと、こういうのはちょっと用途がちがうのでご注意を。4096Hzって、なんじゃそりゃ?

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音叉ってこんな使い方もあったのね。それにしてもレビューがすごい高評価なのが気になる。。。

チューニングするときの音叉の使い方:まとめ

今回は音叉を使ってチューニングをしてみようという企画でした。

ただ、念のために言っておくと、音叉を使ったからといって音感が良くなるわけではないです。

音叉もチューナーも基本は440Hzですが、極端な話 バンド全体で合ってれば別に442Hzでも445Hzでも何だっていいんです。

たとえば音源が古くてピッチがズレているような曲をコピーする場合、その音程に合わせてチューニングしないと気持ち悪い・・・と感じてほしい。

つまり、チューナーのメーターさえ合っていれば 他の楽器と音がズレてても気づかないような人になっちゃだめって事。

耳のトレーニングという意味でも、ぜひ音叉を使ったチューニングをマスターしておく事をおすすめします。

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